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元薬局薬剤師が患者さんの立場になって思ったこと

元薬局薬剤師です。
最近、持病で皮膚科に通っているので、患者の立場で薬局にお世話になっています。

以前は毎日薬局で働いていて、あれだけ患者さんと話していたのに、全然患者さんの気持ちがわかっていなかったなと反省しました。

自分が薬剤師として働いていた時、出来ていなかったこともたくさんありますが、患者側の立場として感じたことを書いてみようと思います。

抗ヒスタミン薬の副作用ついて

副作用を確認しないといけないのは、わかるんです。

でも、毎回毎回眠くならないですか?って聞かれると、すりこみというか、、眠くないのはおかしいのか?と逆に思ってしまうのは...気にしすぎでしょうか。

眠いですと答えたところで他の薬を提案してくれるわけでもないですし。

初回でなければ、薬剤師でなくても、眠くなる薬というのは患者さんも把握していると思うので、

「皆様に毎回確認しているのですが」とか、「念の為の確認ですか」など枕詞があったり、「眠くて困ることあったら教えてくださいね」と言い方を変えてみるとか、工夫はできないものでしょうか。

塗り薬のコツについて

塗り薬の不快感、半端ないです。
特に夏の時期。

軟膏MIXが来たら、うわ〜調剤に時間かかるやつや〜としか思っていなかった自分、恥ずかしい。

軟膏塗るのって、地味に根気が必要で、大変だと思いました。

私は結構広範囲に塗るため、デカい軟膏ツボでもらっているのですが、服にもつくし、こんなベタベタするもの、できれば塗りたくない。

夏だったら、同じ成分でクリームがあるとか、
保湿剤は泡タイプやスプレータイプがあるとか、塗りやすさを重視した剤型を提案してくれたら嬉しいと思いました。

他にも顔に塗る薬の場合、特に女性だったらスキンケアを念入りにする方も多いと思うので、どのタイミングで塗るかとか、メイクをすることも視野に入れた服薬指導をしてくれたらありがたいです。

薬を渡すだけの人

私は薬局薬剤師の時、薬を渡すだけの人から脱却できるかが課題でした。

患者さんの病名もわからない状況で、患者さんに的確なアドバイスをするのは勇気もいるし、難しいと思います。
門前の先生との関係性もあるかもしれません。

薬局薬剤師辞めた立場で大きなことは言えないのですが、それでももう少し踏み込んで、色々アドバイスして欲しいなと思ったりもするのでした。


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