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HASSELBLAD X2D 100C + XCD 90Vでポートレート

初心者のくせにカメラを買いまくってとうとうHASSELBLADに行き着いてしまいました。世界最高峰の最新中判デジタルカメラに、これまた最新のポートレート用90mmレンズでモデルさんを撮影。中判はフルサイズ換算で0.8倍なので、72mmに相当。あまり作例を見かけることもないので、レタッチしていない素の描写がどんなものかお確かめください。

まず浮かび上がる画の表現力に圧倒されますよね。室内カフェで少し薄暗いんですが、特に露出を上げなくても充分光を拾ってくれています。そもそもFUJIFILMのAPS-Cセンサーの暗所性能に物足りなさを覚えて中判機を買ったので、この写りには満足です。

これもかなり暗い中でのショット。同時に他のカメラで撮り比べていないので何とも言えませんが、後から幾らでも持ち上げられる余裕のデータ量です。

まあポートレートの出来はモデルさんの魅力が8割という例ですねw

写りに文句はないんですが、全く不満がないかというとそうでもなく、やはりAFの性能は国産メーカーに圧倒的に劣ります。特にこの90mmレンズは同じ場所で同じ構図で撮っているのに連写の途中でAF迷うんですよね。モデルさんと二人で笑っちゃいました。歩留まり気にするシーンだと使うのは怖いかなと。HASSELBLADはDJIの傘下に入ったので、今後ファームウェアのアップデートで改良されることを期待します。

これも中央が白飛び気味ですよね。もちろんレタッチでどうにでもなるんですが、中判だからといって万能ではなく、それなりに性能の限界はあります。

まあでもこのガラスの質感とかを目にしちゃうと、ここぞという撮影には使いたくなりますよね。ハマれば凄いのが中判の底力。

少し引いて撮ってみました。後でいくらでもトリミングできちゃうので応用が利きます。

最後に屋外の自然光での一枚。

買って後悔は何もないんですが、一つだけ気になるのが中判で撮ったファイル容量。なんと一枚200MBにもなります。ということは10枚撮れば2GB! これをスマホに入れておくとすぐにiPhoneが溢れちゃいます。最初は嬉しくてシャッター切りまくってましたけど、慣れて冷静になってくると「一枚200MBのショットに値する撮影なのか?」とか考えちゃんですよね。なので日常をブラブラとスナップしたい私にとっては遣いどころを選ぶカメラですね。当たり前ですが。

最近SONYの高画素機α7RⅤ+135mmGMも買っちゃったんですが、結論としてはそれぞれのカメラに一長一短あるので用途で使い分け、という至極当たり前の結果に至りました。まあこれも実際に買って比べたから分かることで、普通は時間をかけて情報集めて吟味しながら自分のスタイルに一番適したカメラを選ぶのだと思います。理由は「好きだから」でいいんですよね。私たちは趣味を愉しむアマチュアなのですから。

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