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小説 本好きゆめの冒険譚 第五十五頁

 ここは何処だ? 僕は死んだのか?

 手を動かしてみる。ちゃんと動く。
 周りを見渡してみる…暗闇で何も見えない。
 しかし、何とも言えない安心感、温もりさえ感じる。

 ママは大丈夫だろうか?後輩の姿も見えない。
 ゆめの事だ、ちゃんとやってくれるだろう。

 急に視界が明るくなった!
 眩しい!目が焼けそうだ!

 手で遮ろうにも明るすぎる!
 ここは何処なんだ!

 すると、声が聞こえた…

「良く来たの、お客人。」

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 ゆめは、ゼウスに3人を吸収させてから、自分も移動、この瞬間から世界が止まる。


「何もない空間」。

「ゆめや、連れてきてくれたかの?」

「うん、お父さん。」

「じゃあ、お客さんを待たせては神の恥じゃからな、早速、紹介してくれんかの?」

「わかった。お父さん。」

「あっ、ちょっと待ってくれんか?」

ゼウス、ヘーラーが大きくなる。

「お父さん、お母さん、そんなに大きくなったらパパ達が怖がるじゃない!」

「失礼のないように正式な姿を見せんといかんからな。」

ゆめは、渋々納得をして

「ゼウス、お願い!」

「畏まりました。ゆめ様。」

 ゼウスがページを開くと、光の玉が出てきた。

 「フム、戸惑っているようじゃが、挨拶せんとの。」

「良く来たの、お客人。」

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・・・かなり短かったです。すみません。
次回は、もっと長くします!・・・たぶん。

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