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共通テスト対策 新科目「情報Ⅰ」 情基2022(第2問)

 第2問は、必答の問題です。問1~問3まであります。プログラミングが必須ではないため、ここでは、アルゴリズムを問う問題になっています。配点は、35点となっています。

【問1】

 回文自体は、特に問題がないと思いますが、「幸いさ」の定義がわかり難いです。例も載っていますが、読み取りにくい説明になっています。

「どんな文字列も回文を連結して作れる」を抑えておく必要があります。ここでは、文章を回文に分解することを考えているという訳です。

 「連結する回文の数」に着目して「幸いさ」を定義しています。

 幸いさ=(文字列の長さ)÷(連結する回文の数の最小値)

 したがって、「幸いさ」を求めるには、(連結する回文の数の最小値)を求める必要があります。
 それでは、問題を解いて行きましょう。

アは、回文でないものを見つけるだけですので、①が正解です。

①の確認

「とらのこのこのこ」を回文に分解します。すると、「と・ら・の・このこのこ」あるいは「と・ら・のこのこの・こ」の4が最小値になります。従って、8÷4=2 となります。従って、イは、②が正解です。
 実際には、イには、1桁の整数しか入りませんから、1・2・4・8のいずれかです。最小値が8でないことは、明らかで、「とら」を含んでいるので、3以上です。従って、分解するまでもなく、最小値は、4と分かります。まあ、分解してもすぐです。そして、1個見つければ、それで十分です。

次に、ウとエを考えます。この問題で、特殊な場合は、文字列が回文の場合最小値が文字列の長さの場合です。

文字列が回文の場合は、最小値が1となるので、「幸いさ」=n
最小値が文字列の長さの場合は、「幸いさ」=1

となります。従って、ウは、④が正解で、エは①が正解です。

【問2】

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