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共通テスト対策 新科目「情報Ⅰ」 試作問題(第2問)

【第2問A】 

 第2問Aは、QRコード(二次元コード)についての問題になっています。解説部分が長いので、ポイントを押さえながら読む必要があります。
 まず、アの回答ですが、「世の中で広く使われるようになっ た」と本文に書いてあるので、それに当てはまるものを選ぶことになります。しかし、下記のように、⓪~②は、明らかに不適切です。

 ⓪使用料を高くする
 ①誰でも特許が取れる
 ②管理を厳密にした
    大学入試センター 試作問題『情報Ⅰ』より

 したがって、解答は、③となります。

 イの問題ですが、問題文に「どの角度で読み取って も」と「正方形の方が都合がよい」と書いてあるので、それに注意して、解答群を確認します。

 ⓪黒白の比が異なってしまい
 ①円形だと上下左右がない
    大学入試センター 試作問題『情報Ⅰ』より

 これらは、正方形でも同じことになるので、不適です。

 ③斜めに傾いていても,それを認識することができない
    大学入試センター 試作問題『情報Ⅰ』より

 これは、一見正しそうですが、もともと本文に「3か所の隅にある二重の少し大きな正方形」とあるので、1個の目印で、傾きを調べていないことがわかります。従って、これは、不適です。

 最後に残った②が、正解ですが、「解像度」というのは、納得は出来ますが、他の解答群を消去していないと、少し、自信が持てないですね。

 次に、ウとエです。「図4 二次元コード画像作成ツールの画面」から、「セルサイズ」が4段階と「誤り訂正のレベル」が4段階あることがわかります。他の説明は、読まなくても、問題が解けそうなので、早速、問題文を読みます。「表1の結果から考えられることとして適当なもの」と指示があるので、表1だけを見て、考えます。

 ⓪同じセル の大きさであれば二次元コードも大きくなる
 ②文字数とセルの数には関係が見られない
 ③約 4 倍のセルの数がある
 ⑤復元能力を変えてもセルの数は変わらない
    大学入試センター 試作問題『情報Ⅰ』より

 これらは、明らかに不適です。そこで、残りの解答群を比較します。ところが、もう、①と④の2つしか残っていないので、これらが正解です。

 問4のオ~クを考えます。この問題も、説明が長いですが、解答群には、図しかありません。そこで、問題文は、必要になるまで、放っておき、図を選べるかどうかを考えることにします。

 「表1」と「表3」と「解答群」を比べながら、考えて行きます。
 表3は、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲになるにつれて、文字数が多くなるので、当然セルの数も増えます。また、縦と横のセルの数は同じなので、前の数字だけを見て行きます。

 Ⅱの7%がセルの数が29なので、オは、それよりも小さくなります。従って、②になります。7%より30%の方がセルの数が多くなります。

 そこで、Ⅲの30%が最も大きな数字となります。従って、①のセルの数が49が該当します。Ⅱの30%は、Ⅰの30%のセルの数33より大きくなるので、③のセルの数33が該当します。残ったのが、Ⅲの7%になります。以上で、オ~クは、②⓪③①となります。

【第2問B】

 第2問Bは、待ち行列の問題です。説明文も、長いですが、表から、データを読み取る問題だと分かれば、直ぐに、問題文に移ることができます。

 問1を解く前に、2つの事を確認してください。

  • 「表1 到着間隔と人数」の使い方

  • 「表2 乱数から導き出した到着間隔」の意味

 まず、ケですが、10 人目 の生成させた乱数が0.95となっているので、表1から累積相対度数の欄を調べます。すると、 7 分 が「0.94 」で、 8 分が 「0.96」となっています。0.95は、これらの間になっています。
 この表1は、0.94までが7分と言う意味なので、8分となります。
 確認のために、2人目の「0.31」で、同じことをやってみると、1分の「0.26」を越して、2分の「0.42」の手前なので、2分となり、表2の数値と一致しています。

 次に、コ・サ・シを考えます。「図1 シミュレーション結果(作成途中)」となっていますので、これを完成させて、解答していきます。
 到着時間がある方が、創りやすいので、表2の横に、到着時間を書き込んでおきます。

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