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【子育て日記】先回りしすぎない方が子ども自ら学ぶ

1歳10ヶ月の子どもを育てています。

数日前のこと。保育園からの帰り道に、子どもが停めてあった自転車のチェーンを触ってしまいました。我が家ではなるべく本当に身の危険を感じるようなことでなければ、「ダメ!危ない!」と言わないようにしたいと心がけているので、自転車に近づくこと自体は止めませんでした。(万一倒れそうな時は親が押さえられる位置にいた)

最初は自転車を興味深く見ていましたが、ちょっと私が気を抜いた隙にチェーンを触ってしまい、子どもの手が真っ黒になってしまいました。(私は別にチェーンを触ることを容認しようと思っていた訳ではないのですが、事前に止められなかったことで、結果触った)

子どもとしては、手がいきなり真っ黒になったのが、なかなかの衝撃だったようで、家に帰り手を綺麗に洗ってからも、しばしば自分の手を見つめては「てまっくろなっちゃった」「じてんしゃさわっちゃった」と繰り返していました。

翌日以降も、触ってしまった自転車の近くを通る度に「じてんしゃさわっちゃった」と呟いており、私が「もうさわらないようにしようね」と言うと、「もうさわらない」と繰り返していました。

我が子は手が真っ黒になったのを不快な体験と捉えるタイプだったので、おそらく今後自転車のチェーンを故意に触ることはないと思います。これを面白い体験と捉えるタイプだとリピートしそうですが。

この一連の流れを見ていて、やっぱり自らが体験したことは子ども自身にとってのインパクトのある学びに繋がるんだなぁということです。

もし子どもがチェーンを触る前に私が「手が汚れるから触らないで」と言って、触らなかったとすれば、子どもにとって印象に残る出来事にはならなかったでしょう。

失敗や嫌だったことから、子どもが自ら学んでいくためには、やはり何でもかんでも親が先回りしてはいけないなぁと改めて感じた一件でした。

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