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#100日後に死ぬワニ をある角度から分析してみた

※こちらのブログは、2020年3月21日にわいざんのRadiotalk【聴くだけでわかるSNS活用トーク】で放送されたものの文字起こしです。


はい、こんばんは。わいざんです。

広島県でマーケティングのお仕事をしたり、DJ活動をしたり、オンラインサロンの運営をしています。

本日のテーマなんですけど、なんとあのツイッターでものすごい話題になった #100日後に死ぬワニ について話したいと思います。
始まった頃って、作者のきくちさんのフォロワーって1万人くらいで始まったらしいんですけど、最終的には200万を超えるツイッターのフォロワー数になって大反響。最終回は70万リツイートされてますね。

というものについて、考察というか、単純に感想を話そうかなと。たまにはこんな回もあっていいかなと思っています。

まずですね、この #100日後に死ぬワニ なんですけど、僕のタイムラインには結構早い段階から出てきてて、認識はしてたんですよね。

ただ始めはそんなに真剣に見てなかったんですよね。
あぁなんか100日後に死ぬのか くらいの気持ちで見てて、なんとなく何回か読んでたら、4コマ漫画なんですけど1個1個はそんなに面白いわけではないんですよ。ただ、それ故に100日後に死ぬっていう カウントダウンですよね。

毎回話が終わる度に 死まであと〇〇日とカウントダウンしていくんですけど、これが見えることによって、何気ない日常っていうのがものすごく大切なものに見えてくる っていうのを多くの人が思ってどんどんワニくんの死が迫ってくるのにつれて話題を呼んで

残り1週間を切ってきたから割と僕のSNSで繋がってる友達たちもツイートでワニくんのことをつぶやいていってて、みんな見てるんだっていうのが 可視化されていって反響が雪だるま式に広がっていくのが見ていて面白かったんですけど、

誤解しないでほしいんですけど、ツイッターのリプ欄で結末の予想が殺到したじゃないですか。それをするっていうのは、それが楽しいっていうのもわかるし、それがあるから広がっていくのもあるから否定はしないんですけど、そこで最終回を予想するのは野暮かなぁとはおもってたんです。

ただ、1つだけ思っていたことがあって、これは最終回を迎える前に、僕が毎週日曜日に更新している  DJわいざんラジオ  っていうのがこのラジオトークとは別にpodcastでやってるんですけど、それの収録を実は最終回の前にしていて、公開が日曜なんですけど、そこである1つの予想をしていたんですよ。

それが何かっていうと、 最終回は19時に更新しないんじゃないか っていうことなんですよ。

ここなんですよね。で、なんで僕がそう思ったのかってことなんですけど、よくよく調べてみると  19時に更新されてない回も何回かあったみたい  なんですけど、ただ最終回付近でものすごく注目が集まっていた時には、ずっと19時に更新されていたんですよ。

で、これが何を意味するかというと、僕はこの #100日後に死ぬワニ  っていうものの特徴の最たるものは、 リアルタイム だと思うんですよ。1日1回で死まで100日っていうカウントダウン形式をとったことで、ワニくんの日常が自分達の日常と完全にリンクしたっていうところにあるなって思ったんですよね。

例えばクリスマスのシーンとかは僕らのクリスマスとリンクしてたり、正月のシーンは僕らの正月とリンクして行われてたので、僕らと同じ時間軸にワニくんがいて、同じ時間が流れているのを死まで何日後っていう風に表現したことによって、生まれたと思うんですよね。

そして、これを日で捉えがちなんですけど、19時に更新することによって時間までいつのまにか僕らは共有してたと思うんですよ。

で、19時に更新ってことは、 19時にワニくんに会える みたいな。時間もいつの間にかコントロールされていたみたいな感覚があったと思うんですよね。
そして僕は、 最終回19時に っていうのをものすごくみんながツイートしているのが気になっていたんですよね。

いよいよ明日の19時か。
あと◯時間で結末が見れるのか

みたいなカンジで言ってたので、

いや待てよ。19時に更新するっていう約束って特にないよな。と。

(もし、実は19時に更新するっていうのが約束事になってて見落としてるだけだったら申し訳ないんですけど)

僕が知ってる限りではそんな約束はなかったと思うんですよね。逆に言うと19時に更新するっていうのって 僕らとワニくん の約束みたいなもんじゃないですか。つまり19時に更新されないってことは、ワニくんは約束に遅れているってことだと思ったんですよ。

で、その遅れるっていうことの理由として、漫画のなかでも約束に遅れざるを得ない何かが起きた、つまり ワニくんの身に何かが起きた っていうことを19時にワニくんが僕らの目の前に現れないことと、作中でワニくんが友達のネズミくんとかと約束している場に現れないっていうことで、表現して更新を遅らせるんじゃないか っていう予想をしていたんですよ。

そしたらご存知の通りに19時に更新されてなくて、僕は収録したラジオでは、2時間くらい、つまり心配になるくらいの時間遅らせて、21時くらいになるんじゃないかと予想してて、ネズミくんやモグラくんたちが探しに行って、見つけた時間で更新されるんじゃないかなぁと思ってたんですけど、

思いのほかネズミくんが来ない時間に対してすぐに探しに行ったのでその20分だったのかなと思いました。結果19時20分くらいに更新されたので。

つまりこの 遅れ っていうのは、約束の時間に来れなかったことの表現で、そして20分探したっていうのは、ワニくんの死を確認するまでにかかった時間 を表現しているのかなと思ったんですね。

この作品というのは、 日にち をコントロールしていたのは勿論なんですけど、いつのまにか 時間 まで僕らがのめり込んでいたってことなのかなと思いました。

これは、作者が伝えたかったメッセージは 友人を事故で亡くした っていう経緯から 命の大切さ や 何気ない日常がどれだけ大切なものなのか ということなのかなと思いました。

僕らも終わりがある時間に向けてこの毎日を生きているわけですから、そこのメッセージが強かったのは間違いないと思うんですけど、少し別の角度から最終回っていうのを振り返ってみるとこんな読み方もできるのかなぁって思って話させていただきました。

面白いですね。こんな風にツイッターを絡めて表現していくっていくのがどんどん増えていっていると思うんですけど、その最高峰といってもいいんじゃないかと。

これから何を自分のSNSに学ぶかっていうのはなかなかすぐには見つからないとは思うんですが、これは僕は事例として覚えておこうと思いました。

勿論、この分析とは別に真のテーマである 命 日常 っていうこともしっかり考えましたし、 君の膵臓を食べたい を思い出しましたね。内容はちょっと違いますけど、あれも 日常 っていうものをすごく大事に描いたものだと思うので、すごく面白かったです。

もう時間が来てしまったのでこれ以上は語れないんですけど、#100日後に死ぬワニ 連載お疲れさまでした。そしてワニくんも安らかに眠ってください。わいざんでした。ありがとうございました。

#100日後に死ぬワニ 作者 きくちゆうきさんのツイッター
https://twitter.com/yuukikikuchi

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