声優オタクを引退した元イベンターが音ゲーマーを推し始めた話

こんにちは、あなせまと申します。
閲覧ありがとうございます。このnoteは、BEMANI PRO LEAGUE (以下、BPL)に熱中している筆者の自分語り記事となっております。

実は以前にもBPLに関するnoteを書いています。

深夜テンションで衝動的に書いたこの記事、BPLファンの方や選手の方、チーム関係者の皆様に至るまで多くの方にご覧頂いた事をこの場を借りてお礼致します。本当にありがとうございました!

冒頭でも述べましたが、今回は前回の記事を投稿して以降も引き続き、いや、その時よりもBPLに熱中している私の自分語りになります。
BPLにはこんなファンもいるんだ、と思って頂ければそれだけで幸いです。

そもそもBPLって何?

恐らく#声優 タグをつけてツイートしていると思うのですが、もしこのハッシュタグから辿り着いてしまった方向けに、「この記事にあるBPLって何ぞや?」という事を説明しておきます。

BEMANI PRO LEAGUEはKONAMIが主催する「esports×音楽」の新感覚エンタテインメントです。
プロ選手がチームに所属し、リーグ戦でチーム優勝を目指します。
(BEMANI PRO LEAGUE公式サイト「BEMANI PRO LEAGUEとは」より引用)

丸々引用で申し訳ないですが、詰まる所音楽ゲームのeスポーツ大会になります。KONAMIという会社の「beatmania IIDX」というタイトルを使用して行われており、今後は同社の「SOUND VOLTEX」「Dance Dance Revolution」でも開催が決定しています。
公式サイトはこちら↓

https://p.eagate.573.jp/game/bpl/season2/index.html

筆者について。音ゲー歴、オタク歴など


小学生の頃、太鼓の達人で音楽ゲームデビュー。中学生の頃にjubeatを初プレイしてBEMANIデビューしました(jubeat ripplesの頃ですが、当時は多くの太鼓プレイヤーがjubeatに流れていた記憶があります)
そして高校一年生の頃、太鼓を通じて知り合った友人の薦めでREFLEC BEATをプレイ、以後本格的にBEMANIシリーズの沼にハマっていく事になります。同じ頃にbeatmania IIDXも始めました。音ゲーの実力等詳しい中身は省略させて頂きますが、プレイだけでなくBEMANIコンポーザーにも熱中しており、幅広いジャンルの楽曲を提供されていたTOMOSUKEさんの大ファンになりました。別名義であるZektbachの公式ガイドブックとか購入してました。

高校生活のうちほぼほぼ2年間をBEMANIに捧げましたが、大学受験を控えていた事、同じ頃に前述のリフレクを薦めてくれた友人とふとした切欠で疎遠になってしまった事もあり、高校3年になる頃は次第にBEMANIから離れていってしまいました。
そんな時、スマホアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」をDLした事を切欠に、私は「声優イベントの世界」にどっぷり浸かってしまう事になります。

…このラブライブ!という作品、これについてだけで記事が書ける位沢山の思い出が生まれた素晴らしい作品で、語るのはまたの機会にしたいのですが(?)、この作品のワンマンライブに参加した事で声優ライブの楽しさを知りました。またメンバーの一人がソロアーティストデビュー決定し、1stアルバムのリリースイベントに参加した時に彼女のMCで非常に感動し

「もっとこの人を追いかけてみたい!色々な景色を見てみたい!」

と感じた事もあり、かつて音ゲーに全てを捧げていた私はいつの間にか声優を追い掛ける事に全てを捧げるようになりました。(この方のイニシャルである“Kさん”と以降表記する事にします)

Kさんに惹かれてからはアーティストとしてのライブやアルバムのリリースイベント、声優・役者として出演されるライブや舞台、ラジオの公開収録等、多くのイベントに参加したりファンクラブイベントでフラワースタンドを企画したりしました。俗に言う“声優イベンター”というヤツです。全財産4000円だけを握りしめて東京から大阪まで夜行バスに乗った事もあります。今思うとアホ
2015年の10月から、色々と考えた結果彼女の現場を離れる決意(界隈ではこれを他界、と呼ぶそうです、物騒ですね)をした2017年の7月まで、本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。
Kさんの現場を離れた後はアニソン系のフェスや当日券で入場出来そうなイベントをピックアップして参加していました。時代が時代なので声出しOKの現場が多く、全力で汗をかいていました。2017アニサマ3日目のO倉唯さんのブチ上がりセトリは一生忘れない


そんなこんなですっかり声優イベンターとしての生活を満喫していた自分ですが、2018年3月、大学を卒業して社会人になるタイミングで引退を決意します。理由としては入社する会社が土日固定休みではない為週末開催が多い声優イベントに継続して参加する事が難しく県や地方を跨いだ遠征をすることも厳しくなってきた事、何よりKさんの現場から離れていた当時、これといった「推し」がいない状態でイベンターを続けられる自信が無かった事が挙げられます。
その予感の通り、社会人になってからはイベントには一切参加せず、かといって以前熱中していた音ゲーに触れる事もなく、熱中していると言えるものが何にもない状態で社会に溶け込んでいきました。

ふとしたきっかけでBPL ZEROに出会ってしまった

ここからは以前投稿した記事と重複する内容なのですが、高校時代に音ゲーマーだった同時期にNU-KOさんというボーカリストの方がポップンミュージックでデビューしています。

現在数多くの作品で佐伯伊織名義で活躍されている彼女ですが、何となくTwitterアカウントをフォローしていた所、とあるイベントに参加する事が発表されていました。

そう、それこそがBEMANI PRO LEAGUE ZERO(以下、BPL ZERO)です。佐伯伊織さんがNU-KOさんの名義で音ゲーの大会に出る、何か面白そうな事をやるんだな?という感じでそこまで大きく捉えてはいませんでした(全部見てみようとは思いましたが)
BPL ZEROを観始めてからの事、こちらも以前の記事に書いたので詳しくはそちらを読んで頂くとして(宣伝)、私はNU-KOさんだけでなく、出場されていた選手の方々にも興味を持ち始めました。特に、NU-KOさんと同じチームに所属し彼女の勝利にも大きく貢献し、放送された試合毎に戦略やウラ話など、単なるまとめではなく楽しみながら読むことができる記事を投稿されていたNORI選手に特に注目するようになりました。選手という立場で、ここまで発信もされている。恥ずかしながら音ゲーマーの方については以前から観ていたKACに出場されていた選手の方くらいしか知っておらず、凄い方を発見してしまったな、と衝撃が走ったのを覚えています。

そんなNORI選手を含め、BPL ZEROに出場されていた選手の殆どは翌年から始まるBPLの本戦にも出場されるとの事。今回だけでも名場面と呼べる戦いが数多くあったのに、もっと規模が大きくなる本戦は一体どんなことになってしまうんだろう。今後もこのコンテンツを追いかけてみたい、飽きっぽい自分だけど出来る限りこのコンテンツから離れないようにしたい、と感じるようになりました。

4年ぶりに「推し」ができました

あっという間に時は経ち、2021年春、BEMANI PRO LEAGUE 2021(以下、BPL2021)のドラフト会議が行われ、いよいよBPL本戦が始まろうとしていました。BPL ZERO以降、観られる限り過去の大会や配信アーカイブを観て準備も万全。興味を持ったNORI選手も無事指名され(二社競合!)全6チームによる戦いが始まろうとしています。
そんな中、Twitterをサーフィンしていてある言葉が目につくようになりました。

「BPL2021は○○(任意のチーム名)推しです!」
「推しの○○選手がいるのでBPLはこのチームを応援します」

…推し??


推し(おし)とは、主にアイドルや俳優について用いられる日本語の俗語であり、人に薦めたいと思うほどに好感を持っている人物のことをいう。
(Wikipediaより引用)

プロ選手ってつまりは音ゲーマーじゃない?声優を推してたけど、こっちの界隈にも推しとかそういう概念ってあるの?

人に薦めたいと思うほどに好感を持っている人物のことをいう。
(Wikipediaより引用)

…なるほど!
「推し」という言葉の意味を再認識しました。
じゃあ自分の場合は、NORI選手と、所属の決まったTEAM SILKHAT(※当時)が「推し」なのか!

…という訳で、Kさんのファンを辞めてから4年、久しぶりに「推し」ができました。自分に再び誰かを推そう、という気持ちが生まれた事が驚きでしたが、実際にその後のBPL2021は、声優イベンターだった頃以上に一つのコンテンツに対して熱量を注いで観戦出来た気がします。毎週毎週の試合放送が楽しみで、特に推しチーム、推し選手の試合には一喜一憂…1stステージも終わりに差し掛かる頃にはいつの間にか全てのチーム、全ての選手が気になっていました。嘗て、私がKさんのリリースイベントで感じたのと同じ、

「もっとこのコンテンツを追いかけてみたい、色々な景色を見てみたい!」

という感情が芽生えていたのです。
私個人だけでなく、SNSでの盛り上がりも放送を重ねる毎に比例して強くなっていった印象で、選手のツイート、チームの振り返り配信やファンの方々によるファンアートや感想記事の投稿等、嘗て自分が音ゲーをプレイしていた頃にはあまり見かけなかった文化が成立していました。シーズン終了後にはチームによるゲームセンターでのイベントも開催され、選手やチーム、ひいてはBPLの根強いファンが多数誕生した証拠であると言えます。

BPL2021を観戦した昨年、8年ぶりにIIDXをプレイ再開。ゼロから始めたつもりで頑張っています。

迫るSEASON 2の開幕!今年は箱推しします

すっかり私の“推しコンテンツ”となったBEMANI PRO LEAGUE、本戦2年目となるSEASON2(BPLS2)の開幕がいよいよ6/29(水)に迫っています。新規2チームの参戦決定、波乱のドラフト会議から始まり開幕前からイベントを行うチームがあったり、SNSでの各チームの発信頻度が増えたりと早くも前年以上に盛り上がりを見せています。チーム関係無く、皆でBPLというコンテンツを盛り上げようとしているのも素晴らしい。一ファンの自分も、何かこのコンテンツに対してプラスになるかもしれないアクションを起こしたいな、という気持ちが生まれてこの記事を書いています。

今年は全チーム箱推しで応援していこうと思っています。昨年のBPL2021で多くのドラマを目撃し、最終的に全てのチーム、全ての選手に魅力がある事に気付いた自分にとってこの選択肢しかありませんでした。チームイベントにもスケジュールが合う限り参加したいです。既にSILKHATさんのイベントに参加させて頂いたのですが、やはりイベント現地の熱気、同じ目的のファンの方々と同じ時間を過ごすのは楽しいですね。形は違えど数年ぶりにイベンターの血が騒ぎました。

最後に

BPLのファンになってから、自分のオタクとしての第二の人生が始まった気分です。昔からやってきた音ゲーの楽しさと、紆余曲折を経て「推す」事の楽しさを知った自分にとって心から楽しめるコンテンツだと思います。
BPLS2ではどんな試合が展開されるのか、どんなドラマが待っているのか今から楽しみで、SNSでその興奮を共有出来そうなのも嬉しい。節度を守りつつ今シーズンも観戦、ひいてはオタ活をしていきます。

最後になりますが、ここまで記事を読んでくださりありがとうございます。やや壮大?なタイトルで、総じて見れば冒頭で述べた通り一オタクの自分語りでしかないのですが、そんな本記事でもBPLというコンテンツの一部になれれば、と思って筆を取ったのが本音でございます。
記事中で名前を出させて頂きましたNU-KOさん、NORIさん、ありがとうございます。お二方の存在がなければ今の私はありません。

そして今の私がいるきっかけとして間違いなく貢献しているKさんの現場にも、許されるのであればいつかまた顔を出したいと思っています。

いよいよ開幕!!今年もアツい夏が始まる!!!

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