ディスレクシアのための大学受験対策 大学受験で合理的配慮を受ける #4 医療機関(病院)に診断書を作成してもらう
「ディスレクシアの生徒が、大学受験で合理的配慮を受けるために必要な知識」をお伝えしている本シリーズ。
第1回では基礎知識を、第2回では「高校で合理的配慮を受けておく」をテーマとしました。
第3回からは、4回にわたって「4つの機関への働きかけ」を扱っています。
4つの機関とは、[高校、医療機関(病院)、大学入試センター、志望大学]です。
前回はそのひとつ、「高校」をテーマとしました。今回は、「医療機関への働きかけ」を説明します。
配慮申請に必要な3つの書類(前回のおさらい)
ここで、前回のおさらいを軽くします――
大学受験で合理的配慮を受けるためには、3つの書類が必要です。
・自分で記入する「配慮申請書」
・高校に作成してもらう「状況報告書」
・医療機関に作成してもらう「診断書」
今回は、医療機関に準備してもらう「診断書」について、Q&A方式で説明していきます。
*
Q1 「医療機関への働きかけ」の具体的な内容は?
3つのステップに分かれます。
◆1 検査&診断:ディスレクシアや発達障害の検査&診断を受ける
◆2 根回し:医療機関に、診断書の作成をお願いしておく
◆3 正式依頼:診断書の用紙を入手し、医療機関に記入をお願いする
それぞれを詳しく説明しましょう。
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