kintone Café JAPAN 2021で1時間建築をしたときのこと ~黎明編~

kintone Café JAPAN 2021にてセッション2のゲストとして参加しました。その感想と、作成物の解説を記したいと思います。セッション2以外の企画もとっても楽しいイベントだったのですが、それはまたの機会に。今回は私がセッションで作成したアプリについて、考えていきたいと思います。

アーカイブこちらにあります。

「それkintoneで作って下さい!駄菓子屋さんの棚卸システムを1時間で仕上げちゃおう!」

上記の題材を聞いてどう考えられますか? 「1時間」という制限時間。そしてゲストという立ち場。不安があった私は、「1時間の全力疾走でどのくらいのシステムが作れるか」というタイムトライアルのような気分でした。でもよく考えたら、「画面の前の皆さんと一緒にシステムを作ろうよ」という企画にも思えますよね。

セッションが終わり、安心してtwitterを眺めると、好意的な意見も多くとても興奮しました。しかし、「もっと作成の経過を説明してほしい」とか、「配信中の解説内容がよく分からないよ」という意見も少なからず目にしました。こういった意見を目にして、私自身も、自分が作成した内容や考えていたことを客観的な立場で再考したいと思うようになりました。

さて、具体的な解説の前に、セッションに参加するまでの経緯について、少し記させてください。

「セッション参加しません?」

って森田さんに言われたのは、一山超えて落ち着いたプロジェクトルームでのことでした。同じ釜の飯を食った者同志は仲良くなるもので、まあ戦友の森田さんがおっしゃるなら・・・という気分で参加させていただくことにしたのです。

開催日が近づくと、「駄菓子屋さんの棚卸システム」という題材を伝えられ、「同業者から譲ってもらった在庫管理システムを拡張したい」というバックストーリーを一緒に考えました。ただ、「ライブ感が大事だよね」ということで、あまり打ち合わせせず、「そこで起こることを楽しもう」という考えで二人で臨むことになったわけです。

そういったわけで、当日を迎えた私は、駄菓子屋さんの棚卸システムのタイムトライアル(自分でそう思っている)のスタートラインに立ちました。

「それで、どうなったの?」

結果として出来上がったものは以下のとおりです。リンク先からダウンロードして、ぜひ手に取ってみてください。
1)森田さんのスライド(要求事項)
2)最終的なテンプレート
3)利用したプラグイン
   ・文字列結合プラグイン
   ・新デザイン版 条件書式プラグイン
(プラグイン設定については、作る編で。アーカイブでも実装の様子が見られます。)

内容はとても1つの記事ではまとめられないので、よくあるシステム開発のフェーズにしたがって、順番に書いていこうと思います。

1.聞く編)お客さんと仲良くなって、話を聞く
2.作る編)システムを作っちゃう
   その1
   その2
3.磨く編)使いやすくしながら、着地点を探す

全3回というところでしょうか。遅筆ですので、気長にお付き合いしていただければと存じます。


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