絵に表して

わり算の学習をしています。
問題文を絵に表しながら、「同じ数ずつ分けるとはどういうことか。」を考えられるような学習にしたいと思っていました。

木曜日に60÷3の問題をしました。
子どもたちを見ていると、60を絵に表すことに困っている子が何人かいました。

金曜日は、69÷3の問題をしました。
木曜日の様子を見て、この問題では
①69を皆で絵に表す
②3人の絵を描く
③そこから分けている絵を描く。
という風に丁寧にしてみました。
①の所で69を絵に表すにはどうしたらいいかを皆に聞いてみました。
「60は10のまとまりを6つ描いたらいい。」「60と9に分けたらいい。」
といろんな考えが出てきました。
発言はしないけれど、ノートには60を20のまとまりで描いていたり、9を3ずつ分けて描いていたり、69個〇を描いていたり、いろんな姿がありました。

単元を考える最初、絵に表すことを自分は「同じ数ずつ分ける」について考える手段として大切にしていませんでした。
でも、大切にしてみたからこそ、子どもたちがどんな風に考えているのかを知ることができました。もしかしたら子どもたちも、自分の考えを表しやすくなったのかもしれません。そうであってほしいと願ってます。

こうやって文字にしてみると、当たり前のことができていなかったと反省です。「子どもたちはどのように考えるか。」を考えながら授業や単元を構想できていませんでした。でも、「今回の授業でそこに気づけたんだ。」とポジティブに考えることにします。

次に授業をするとしたら、大切にしてみたいことは
・文章を絵に表すを丁寧にしていくこと
・文と絵と式のつながりをしっかりとおさえること
の2つです。
どんな風にしていくかは、その時の子どもの様子を見ながら、また考えたいと思います。

おわり


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