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体のことについて思うこと

私は直接見ておらず、
母から聞いた話ですが、
NHKの朝イチで
更年期や閉経後の女性の体を
取り上げた際、
視聴者の方から
「出血がなくなると
とても寂しいので
どうにかなくならない方法はないか」
という相談が寄せられたそうです。

私はその話を聞いて
そんな人もいるんだ
と思いました。

私は、生理が嫌で嫌で、
こんなものなくなってほしいと
若い時からずっと思っていました。

生理が元々重く
内膜症も患っていた
というのもありますが、
とにかく下から出血して
それを処理するというのが
煩わしくてたまらず、
こんなものなくなればいいのにと
ずっとずっと思っていたのです。

司法修習を終えて
弁護士登録する前に
こんなことでは仕事ができないと思い、
30代後半からピルを服用するようになりました。

それでかなり生理は軽くなりましたが、
それでも生理自体がものすごく嫌でした。

50歳になり
ピルからホルモン補充療法に切り替えるとき、
医師から休薬期間を設けて出血させるか、
それとも飲み続けて出血をなくすかと聞かれ、
迷わず後者を選びました。

今出血が全くなくなり、
大きなストレスがひとつ減って、
その意味では快適な暮らしをしています。

出血がなくなると寂しいという人は、
きっと、
生理=自分が女性であることの象徴
生理=子供を産める体であったことの象徴
などと、
生理に対してものすごくプラスのイメージを
持っていた方なんだろうなと思います。

それはそれで、
女性として幸せな生活を
送られてきたのだろうと
思います。

ですが、世の中には
ああ、なくなってせいせいした
と感じている人も
結構な数いると思います。

生理があって良かったと思っている方には
そういう人のことを
「女にあるまじき人」などと
眉をひそめたりせず、
「そういう人もいるのね」と
生温かい目を向けてもらえると嬉しいです。


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