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札幌は野生動物が大勢いる街

昨日夕方のニュースで
札幌の西側の住宅街(宮の森、山の手)に
立派な角を生やした
雄のエゾシカが歩いているのが
目撃されました。

北大構内でも
別のエゾシカが発見されたそうです。

数日前には、南区の真駒内公園で
雌のエゾシカ5頭が草を食んでいたのが
目撃されました。

つい先日までは、
熊目撃のニュースで湧いていましたが、
ここ数日は鹿で湧いている状況です。

札幌は人口200万都市ですが、
蓋を開けてみれば、
野生動物がわらわらと現れる土地なのです。

熊鹿だけではありません。
手稲の方(西の山の方)や
菊水・東札幌という市街地から
そう遠くないところには
キタキツネも生息しています。

実は北大構内や北大植物園にも
キタキツネは住んでいます。

私は子どものころ
旭山や円山という
小さな山のふもとに住んでいましたが、
よくリスなどを見かけました。
(物置にはアオダイショウの抜け殻がありました。)

そうなのです。

確かに大都会の部分もある札幌ですが、
周りを山に囲まれ、
大きな川(豊平川)が流れ、
自然と接している札幌は、
街からちょっと外れると
すぐに野生動物にお目にかかる土地なのです。
(注:北大は街のど真ん中にありますが、
敷地内に緑を内包しているので、
キツネくらいいつくのでしょう。)

もうみんな「そういう土地」だと思って、
野生動物といかに共存していくか
市民は考えるべきだと思います。

鹿やキツネのロードキルも少なくありません。

車は動物が出てきたらスピードを落とし、
キツネや鹿を見つけたらそっと見守り
(注:キツネはエキノコックスという
命にかかわる病原菌を持っているので、
うかつに接触してはいけません)、
むやみやたらと山に入って、
熊と遭ったりするのを回避すべきです。

大きな動物が出てきて怖いよ怖いよ、ではなくて、
200万都市でも野生動物が堂々と生きていられる
そういう街にしていくことを
考えればいいのではないでしょうか。

人間が寄り添って野生動物が生き生きしていられる。
そういうことを誇れる札幌になってほしいと
私は思います。
(なのでオリンピック招致には反対です。)

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