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ちょっと自分のこと

私は元々自己評価が低くて
自分に自信がありませんでした。

できることはまあまあできるけれど
できないことは全然できない。

中学の頃は高校受験直前まで
落ちこぼれ寸前でした。

司法試験に合格するにも
10年かかりました。
(合格した年も商法の論文は
最低評価のGでした。)

そんなわけなので、
自分は発達障害ではないか
と思っていた時期があり、
一昨年検査を受けてみました。

検査の結果、発達障害はなく
IQが127と結構高いことが
わかりました。
(あと少しでメンサに入れましたね~
と検査を実施した臨床心理士さんに
言われました。)

IQが高いと言われても
そんな実感は全くありませんでした。

そのころの自分は
精神的にも調子が悪く
あまり気が晴れることは
ありませんでした。

できないことばかりに
目を向けなくなったのは
最近になってからです。

そもそもどんな人だって
全てのことができるわけでは
ありません。

それに不器用なりに
もう15年以上も
なんとかひとり暮らし
(ここ最近は+数匹暮らし)
の生活をまわしてきました。

なんかもうそれでいいんじゃないのかな
と思うようになってきたのです。

こんな風に思えるようになったのは、
東京から札幌に戻り、
裁判や調停中心の仕事から離れたことが
大きいように思います。

人と競うこと、争うことは
優劣を見せつけることでもあります。
そういうものから離れることができて、
自分ができないこと、苦手なことを
見せつけられる機会が激減したから
ではないかと思います。

なにしろ、東京というのは、
学歴で優劣を競う結果、
生まれた産院まで遡ったりするほどですから…
(私はそこまでのことは経験していませんが、
大学名や高校中学名で他人にマウントをとる
女性弁護士が身近にいて嫌だなと思っていました。)

これからは年をとって
できることはどんどん?
少なくなっていくと思います。

そういう自分を嫌だなと思わず、
できることがある自分を
褒められるようになりたいと
思うのでした。


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