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猫さん、ありがとう。


昨夜は、亡くなったご近所猫さんが暮らしていたレストランに、猫さん仲間のお兄さんと一緒にお食事をしに行きました。

お店には他にも猫さんファンだったお客さんが2組いらしていました。

お兄さんは、撮りためていた猫さんの写真から1枚をピックアップして引き伸ばし、額に入れてレストランのご主人にプレゼントしました。

これにはみんな大喜び。
これからもお店に来れば猫さんに会える、全員がそう思っていました。

猫さんは、推定2歳の時にレストランにやってきて、いつくようになりました。

当初、ご主人は飲食店に動物をいつかせてはいけないと思って追い出そうとしたようですが、とある人に猫は縁起の良い動物と言われて、お世話することにしたようです。

人懐こくて、たくさんの人に愛されていた猫さんですが、過去には人に傷つけられたこともあったそう。

ある時体に傷を負って化膿していたので、病院に連れて行ったところ、傘で刺された後だと獣医さんに言われたようです。

また、散歩中の犬に噛まれた時は、犬の飼い主が石をぶつけたそうです。

そんなことがあったのに、昨年の3月のある日、私と目が合った猫さんは、自分から寄ってきて、手を舐めてくれました。
それから、私と猫さんの関係が始まったのです。

食事の最中、猫さんの話は尽きませんでした。

猫さんを知る人はみんな、猫さん幸せだったよねと言います。

私も猫さんは幸せだったと思います。

でもそれは、猫さん自身が切り拓いた幸せだったように思います。

お世話してくれる家を自力で見つけ、傷つけられても人を信じることをやめなかった。

そんな猫さんだからこそ、人に囲まれ、愛され、最期は飼主さんに看取られて旅立つことができたのでしょう。

お兄さんがお店に贈ったのと同じ写真を、私も小さなサイズでいただきました。

なるべく早く写真立てを買ってきて、今の写真の隣に飾りたいと思います。

昨夜楽しかったのは、猫さんのおかげです。
ありがとうね。

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