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EOS R6でMマウントレンズを使ってみた

ミラーレス一眼で写真ライフを楽しむ一つとして、マウントアダプターを使って様々なレンズを楽しむことが挙げられます。しかし、あまり予備知識が無く、実際撮影してみて様々な事が分かりました。

まず、カメラの設定です。MFピーキング設定を強にして、フォーカスガイドを有効にします。ところが、フォーカスガイドは電子接点がないと使えないのですね。これは知らなかったです。ファームウエアのアップデートで、電子接点の無いレンズでもフォーカスガイド機能が使えるようになることを期待します。その代わりとして、拡大機能でピントを合わせる事ができます。拡大ボタンが、INFOボタンと隣接しているため押し間違いが何度かありました。これには、点字のような感触で認識できる工夫があればもっと操作がしやすいと思いました。

設定が終え、私が持っているMマウントレンズから3本を試してみました。まず、Summicron-M 35mm f/2 ASPHです。周辺にマゼンタ被りが発生しています。これは何故でしょう?これまでモノクロームフィルムでしか使っていなかったので、色のことは意識したことありませんでした。調べてみると、こういう現象はEOS Rシリーズでは起こるようですね。とくに広角レンズには顕著に発生するようです。
出てくる写真は、空気感を捉えた素朴な仕上がりとなり好感が持てました。

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次にElmarit-M 28mm f/2.8 ASPHです。周辺減光と合わせてマゼンタ被りがさらに目立ってきています。周辺減光は、ひとつの味として良いのですが、マゼンタ被りは納得できないですね。カラーで使うには厳しいです。

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最後に、Nokton Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II VMです。折角の大口径なので、あえて開放で撮ってみました。Summicron-M 35mm f/2 ASPHほどではありませんが、若干、周辺にマゼンタ被りが発生しています。
とてもシャープで現代的な仕上がりになっている感じがします。とろけるようなボケも印象的です。レンジファインダー機での開放値f1.5は、ピント合わせが難しいですが、デジタルだと容易にできます。

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感想として、50mm以外はマゼンタ被りがあるのでカラーで使うのは厳しいという印象を持ちました。フィルムはモノクロームで、デジタルはカラーで運用ということを期待していたので少し残念です。
一方、モノクロームでの出力は問題ありません。とても良い感じになります。自家現像が面倒な時に、R6を持ち出してMマウントレンズをカジュアルにモノクロームを楽しむということは期待できそうです。

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カメラ:CANON EOS R6
レンズ:Voigtlander Nokton Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II SC / Summicron-M 35mm F2 ASPH / Elmarit-M 28mm f/2.8 ASPH
出力:Adobe Camera RAW / Photoshop / Digital Photo Proffesiional 4

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