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LEITZ minolta CLをドタバタ入手

 新型コロナウイルスの流行で、在宅勤務を強いられています。流石に数週間続くとストレスが溜まりますね。そんな中、鬱憤を晴らすかのようにeBayでカメラチェックをしていたら、露出計が生きている程度の良いLEITZ minolta CLを見つけ、つい購入してしまいました。

 以前LEICA M5を所有していて、とても使い勝手が良かったので、M5のコンパクト版として開発されたLEICA CLを探していました。結局、程度の良いものが見つからず、そして6年前にM5も手放してしまいました。もう、フィルムカメラは使わないという当時の判断でした。しかし、ひょんなことからRollei 35Sを手に入れ、それから徐々にフィルムカメラ熱が盛り上がり、またMマウントに戻ってきました。

 LEITZ minolta CLは、ミノルタとライツ社(現ライカ社)の共同開発で生まれたモデルで、日本以外ではLEICA CLという名前で販売されていました。今は、ライカはパナソニックと関係を深めていますが、昔のパートナーはミノルタでした。おそらく、「LEITZ minolta CL」より「LEICA CL」が人気かと思いますが、私はあまり気にしていません。

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 なぜ今になってLEITZ minolta CLかというと、このカメラがRollei 35に影響されているというのがどこかのブログに書かれていて、気になってeBayで探してしまいました。本当かどうか分かりませんが、並べると確かに似ています。

 標準レンズは、MロッコールQF 40mm F2です。40mmというのもRollei 35との共通性を感じますね。

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 裏蓋を外したところなんか、かなり似ています。Rollei 35が1966年にリリースされ、LEITZ minolta CL(LEICA CL)は1973年のリリースなので7年の差があり、改めてRollei 35の先進性を感じます。また、Rollei 35は高級コンパクトカメラとして開発され、LEITZ minolta CLはライカM5の廉価版として開発された差があるのか、高級感はRollei 35Sの方が高い印象です。LEITZ minolta CLは若干華奢な感じがします。

 M5で使っていた関東カメラサービスの電池アダプターが手元に残っていたので、LEITZ minolta CLに使うことが出来ました。しかし、ここでトラブル発生です。露出計は生きているということで、このLEITZ minolta CLを購入しましたが動きません。

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 電極が逆かと思い確認しても合っています。そもそも構造的に逆に入れることは出来ません。電池は新品です。それではということで、Rollei 35Sで使っているPX625Aを使いましたがこれもダメでした。バッテリー残量チェックをすると、ちゃんと反応します。しかし動かない、、、、。自分にとって露出計が生きていることが購入動機の重要なポイントだったので、これは頂けない。早速、売主に連絡をとり返品の手続きを行いました。売主はとても良い方で、返品を認めて頂きました。

 しかし返品後、売主からメーターは動いていると、動画付きで連絡がありました。動画を見ると確かに動いている。売主は、LR44と私と同じ関東カメラサービスの電池アダプターを使って動作確認をしていました。関東カメラサービスの説明だと、「放電特性上SR43以外は適合しない」との事なので、SR44を電池アダプターを介して使ったので動かなかったかも知れません。LR44は問題なかったようです。という事で、同じ商品を再度購入しました。往復分の送料が余分にかかりましたが、それも勉強代ですね。

 LEICA M5は、見かけが不格好ということでライカファンには不評ですが、実際に使うととても使い勝手が良いカメラでした。LEITZ minolta CLも、使い勝手の良さが受け継がれているので楽しみです。

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