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フィルムスキャナーの導入

これまで、サンフランシスコのThe Darkroomというオンライン現像ショップに、現像とスキャン、プリントをお願いしていました。しかし、スキャン費用も馬鹿にならないので、コストを下げるためフィルムスキャナーを導入しました。
スキャナーは、Plustek OpticFilm 8200i という機種です。OpticFilm 8200i には、スキャンソフトのSilverFast SE Plus 8が付属しています。SilverFastは、最新バージョンのSilverFast SE Plus 9がリリースされていますね。使い方は、写真家夫婦上田家のYouTubeチャンネルで、とても丁寧に紹介されています。これを見て、購入することに決めました。

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早速、モノクロフィルムとカラーフィルムをスキャンしてみました。先ずはモノクロフィルムです。下の写真がお店(The Darkroom)でスキャンした写真です。

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OpticFilm 8200iでのJPEGスキャンです。Multi-Exposureというダイナミックレンジを広げる機能とiSRDというホコリ除去機能を使いました。ディテールが残って質感が高まっています。

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カラーになると、さらに差が出ます。Rollei 35Sで撮影したロサンゼルスの写真で比較してみます。下の写真は、お店(The Darkroom)のスキャンです。

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次に、OpticFilm 8200iでのJPEGスキャンです。モノクロと同じくMulti-ExposureとiSRDの機能を使いました。雲の部分に注目すると、ディテールがリッチに再現されていますね。簡単にスキャンするだけですが、お店のスキャンよりもクオリティが断然に違います。

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さらにSilverFast SE Plus 8にはRAWでスキャンできる機能があるので、それもトライしました。RAWでスキャンしてAdobe Lightroom Classicで現像しました。さらにディテールが再現されているのを実感します。お店でのスキャンとは全く違いますね。慣れているAdobe Lightroom Classicなので、色も好みの方向性に調整が容易です。ついでに水平もとりました。

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ただ、RAWデータはネガの状態なので、Adobe Lightroom Classicで反転させなければなりません。これが一手間あってちょっと面倒ですね。

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SilverFast は、ディスコンになったスキャナーにも対応している場合もあるので、中古の機種を購入して最新のOSで運用できる可能性もあります。そういう意味でも貴重なソフトウエアですね。UIが昔のAppleのようなデザインなのが、唯一残念なところです。

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コストが下がるだけではなくクオリティも上がるので、スキャナーを導入して大満足です。

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