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イエローフィルターを試してみた

 LEITZ Minolta CLに、イエローフィルターを試してみました。フィルムは、KENTMERE PAN 100 35MMという白黒フィルム36枚撮りです。今回は、ちょっとコントラストを高めにして印象的な写真を撮りたくて、イエローフィルター(Black & White Contrast #8 Yellow)をB&Hで購入しました。カメラにイエローフィルターを装着していると、いかにもモノクロ写真を撮っているという主張がレンズから滲み出て、自ずと気持ちが盛り上がるのも良い効果です。

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 出来上がった写真を見ると、露出がうまくいった写真はドラマチックに仕上がっていました。”露出がうまくいった”というのは、まだLEITZ Minolta CLの露出計のズレを把握し修正する前に撮影したフィルムなので、適正露出ではない写真が散見されました。早めに露出計の誤差を把握しておくべきでした。

 下の写真は、湖の上の雲の表情がギトギトしておりとても印象的です。現像を出したThe DARKROOMのスキャンそのままでレタッチをしていません。このような雰囲気がイエローフィルターならではの効果だと思います。

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 下の写真は、陽が落ちる前に逆光を撮りました。これも意図通りコントラストが高めになっていて印象的です。

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 線路の写真は、絵画的な雰囲気を出しています。気の表情が油絵のようです。若干、露出がオーバー気味かも知れませんが、結果オーライと受け止めています。

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 途中3枚くらいは、なぜが左側が感光しているようなエフェクトがかかっています。これは、なぜそうなったのか分かりません。フィルムの問題?現像の問題?不思議です。

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 この写真は、露出もバッチリで上手く撮れています。帽子のテクスチャなどしっかりと表現されていますね。

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 露出不足ですが、公園の地面を撮った写真が、良い感じの雰囲気を出しています。こういう空気感を捉える写真は、フィルムならではの写真ですね。

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 最後にドライブに行った先で火事現場を見たので、パチリと撮りました。すぐに消防車が来て消化したようなので、大事にはなっていないと思います。

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 この写真は、レンガの表情を生かすため、Adobe Lightroom Classicでちょっとセピア調に調整してみました。コカコーラのペイント広告と相まってレトロな雰囲気がさらに出ました。

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 今は、LEITZ Minolta CLに、Arista EDU Ultra 400 Black and Whiteというフィルムを装填しています。これはKENTMERE PAN 100 35MMよりも$1安いフィルムです。これも仕上がりが楽しみです。

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