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日本神話_古事記と日本書紀の役割と違い

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古事記と日本書紀の違いって分かりづらいですよね。

また、そもそも古事記や日本書紀には何が書かれているのかもよくわからないですよね。


古事記や日本書紀には、自国の成り立ちが書かれています。

他の国でも国の成り立ちは、だいたい神が作り上げています。


そのため、自国の成り立ちには神話で語られることが多いです。

では、神話の役割とは何でしょうか?


音声で聴きたい方はこちら

神話の役割

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日本神話には国の成り立ちが書かれています。

そのストーリーの中で行動規範が生まれていきます。

例えば、牛を神とする文化、豚を忌み嫌う文化など


つまり、人それぞれのばらばらな考え方をまとめることができるのです。



また、今の国を治めている王や天皇、皇帝はなぜ治世者たるのか?という権威付けにもなります。

王や天皇、皇帝などは神話の権威を引き継いでいる事が多いです。

例えば、日本神話の最高神アマテラスの子孫が天皇とされています。


このように、ばらばらな考えをまとめる行動規範と、治世者の権威付けという点から神話は重要なものなのです。


日本神話の成立

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681年頃に天武天皇が稗田阿礼(ひえだのあれ)に日本神話をまとめておくように命令を下しました。

そして、712年に古事記が完成し、720年に日本書紀が完成しました。

古事記と日本書紀を合わせて記紀と呼びます。


古事記と日本書紀の違いをざっくりまとめてみました。

古事記の特徴
国内向け
・日本の歴史から天皇家の権威を正当化
日本独自の変速漢文
・神話のボリュームは1/3
日本書紀
国外向け
国家としての日本を示すもの
漢文調
・神話のボリュームは1/15

つまり、古事記は国内向けに天皇家の権威を正当化し、国内をまとめるためのものです。

一方、日本書紀は国外向けで、日本という国の権威を正当化するものでした。


ちなみに、下記、日本神話の構成です。

・イザナギとイザナミ
・三貴子編
・オオクニヌシの国譲り
・天孫降臨と神武天皇
・ヤマトタケルや神功皇后
・初期天皇(史実かも?)

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