2日ぶりのコーヒー。

一昨日と昨日、コーヒーを飲まなかった。家においてあったコーヒ粉が切れてしまったからだ。買いに行けばいいのだけれど出不精で、めんどくさかった。それで2日間コーヒーを飲まなかった。

たった2日だ。自分でもそう思う。けれど、体はコーヒーを欲していた。なんだかソワソワする。飲みたい、だけど、外にも出たくない。悶々としながら、2日間過ごしていた。

今日は土曜日で、朝から晴れている。ただベランダに出てみると、やはり寒い。どうしようかなと悩みだしそうになったので、パソコンはかばんへ、スマホはズボンのポケットへ突っ込み、上着を来て外に出た。寒い、寒い、寒い。体が温まるように、早足で歩く。3分ほど歩いたところに、「モーニング」と書かれてた看板が店先に置かれた喫茶店があったので、迷わず入った。

トーストとホットコーヒー、ゆで卵がセットになったAセットを注文する。店内には町内会の集まりかなにかかと思うほど、高齢者の方々しかいない。新聞紙を片手に競馬の話だったり、近所の誰々さんがみたいな話だったりをしている人ばかりだった。競馬も近所の誰々さんのことも全く詳しくないけれど、なんだか心地よかった。

トーストとホットコーヒー、ゆで卵が運ばれてくる。まずは2日間ぶりのコーヒーに口をつける。美味い。体が欲していたものをようやく摂れたことに喜んでいる気がする。いや、ただのカフェイン中毒だなと思い直した。ゆで卵もトーストもむしゃむしゃと食べ、早々にカフェを後にした。

帰りにコーヒーを買ってくればいいのに、2日ぶりに飲めたコーヒーに満足してしまい、そのまま帰ってきてしまった。明日もカフェに行こうか。いや、少しぐらいカフェインを抜いたほうがいいだろうか。明日の気分で決めよう。