インプット消化不足。

近頃、記事の企画立案に関しても、このnoteに関しても「何を書こう」「何を発信しよう」と悩むことが多い。その要因はインプット不足だと、少し前までは思っていたのだが、どうやらそうではないと気づいた。そう、インプットはしているのだ。本を読んだり、動画を観たり、むしろインプット過剰と言ってもいい。それなのに、なかなかアウトプットができないのは、インプット消化不足が原因なのかもしれない。

食べ物を食べて消化をするように、インプットにも消化が必要ではないかと思うのだ。たとえば、本を読んだとする。ただ一通り読んだだけでは、要約はできるかもしれないが、書評を書くとか、誰かにその本の面白さを伝えるとか、そういったアウトプットはなかなか難しい。この本を読んでどういう考えが浮かんだろうか、この本を読んで何がわかって、何がわからなかっただろうかと、自分の中で問いを立て、咀嚼する。じっくりと咀嚼したら、飲み込んで、こうかもしれないな、ああかもしれないなと仮説を立てて、消化する。そういう工程を経てやっと、いろいろな形でアウトプットできるようになるのではないだろうか。

思えば、最近の自分は、本を読んでも、動画を観ても、やりっぱなし。自分の頭で考えるという時間があまり取れていなかった。プライベートでも、仕事でも、あれやこれやと無駄なことを考えてしまって、せっかくインプットしたものを蔑ろにしてしまっていたような気がする。

散歩に出かけるときやお風呂で湯船に浸かるとき、ついついラジオや音楽を聴いてしまったりするのだけれど、無音にして、今日インプットしたことに対して思いを馳せる。そんな時間をもっと取ったほうがいいのかもしれない。

反省。


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