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話すことは放すこと

greenz.jpというメディアの第二編集部に所属をしている。今日はその週次のミーティングだった。

内容は、映画『Don’t Look Up』を見て、思ったこと、感じたことを議論しながら、みんなで1つの記事を作り上げるというものだった。『Don’t Look Up』は、地球を滅亡させるほど巨大な彗星が接近している世界を舞台に、さまざまな人の様相を描いている。

彗星の接近を人々へ知らせようと奔走するも、信じてもらえない大学教授と学生。彗星の存在を全く信じずに能天気に暮らす街の人々。彗星を利用し、莫大な利益を上げようとする権力者たち。

そんな人たちを見ていると、現実に起こっている社会問題や環境問題について考えさせられる。そんな社会風刺映画となっている。

NETFLIXで配信されているので、気になる人はぜひ見てほしい。


当たり前の話なのかもしれないが、同じ映画を見たはずなのに、感想は様々だ。話を聞いていると、自分では想像もしなかったような気づきが得れる。そして、その気づきを共有すると、それに対して意見をもらうことができ、また気づかされる。

そんな心地よい循環が巡る時間だった。

初めての試みだったこともあり、肝心の記事は20%も仕上がっていない。風呂敷を広げすぎて、畳みきれなかったというのが正直なところだ。ただ、いつも1人で黙々と記事を書いている自分にとっては、非常にありがたかった。


誰からかは忘れてしまったが、以前、話すことは「放す」ことだという話を聞いたことがある。自分の中にあるものを「放す」ことで、新しいものを「得る」ことができる、とのことだった。

今日のミーテイングはまさにそれを実感できる時間だった。

話すことが「放す」ことであるならば、書くことは「欠く」ことであると思う。「欠く」からこそ、その穴を埋めようと、新しいものを「備える」ことができるのだ。

こうして日記のようなものを書くことでも、きっと何かしら自分に備わっているものがある。

そう思って続けていこう。


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