秋みっけ2

今年もこの季節がやってきた。

梨。それもただの梨ではない、二十世紀梨だ。

子どもの頃から当たり前のように二十世紀梨を食べていた僕は、二十世紀じゃない梨がある事を大人になって初めて知った。

そして残念ながら、二十世紀以外の梨は僕的には食べる事ができない。いや、僕が知らないだけでひょっとしたら二十世紀と同等、あるいはそれ以上に美味しい梨があるのかも知れない。

だが、少なくとも僕が食べたそれは二十世紀とはとても同じ梨だとは思えない物だった。これは夏の素麺、揖保乃糸でも同じことが言える。

そういえば、子どもの頃は二十一世紀になれば、二十世紀梨は無くなると思っていたが、今でもちゃんとあるな。

こんな美味しいものを毎年食べられる環境に感謝する。ありがとう。二十世紀。