メイクボックスの中から見えてくるもの　その2

仲のいい友人が
断捨離のやましたひでこさんのお弟子さんです。

色々あって（また別の時に触れることとしましょう）
引っ越しを立て続けに2回しなくてはいけなかったことが
ありました。

その2回の引っ越しにその友人が
ずっと付き添ってくれて
絶えず問いかけ続けてくれたコトバがありました。

「そのモノは、今の藻羅に必要？」

断捨離の基本的な考え方として
モノ（ヒト、コトも含みます）を溜め込む、
そのココロは
過去への執着と、未来への不安。

過去への執着は
例えば過去の栄光である表彰状やトロフィー、
それに類ずるもの、
昔自分が輝いていたと自分で思っている時代の
写真やその思い出に付随するもの、
そのモノを見ると過去の輝かしい自分を
思い出せるもの。

未来への不安は
コロナ騒動の初期がわかりやすいかもしれません、
「マスクがなくなるかもしれない！」と
高値にも関わらず買占めに走った方も
いらっしゃいましたね、
コロナが続くかも、という不安からマスクを買い集めて
今もお部屋の中に
うず高くマスクの箱が積みあがっている方も
いらっしゃるかもしれません。

この過去の執着と未来への不安から
モノ（コト、ヒト）は
今の自分の家の空間（時間、人間関係）を
埋め尽くしていく。

断捨離でフォーカスするのは、絶えず今の自分、
です。

今、自分がご機嫌か
今、自分が快の状態か
今、自分が満たされているか
今、の自分にとって必要なものなのか

だから
「そのモノは、今の藻羅に必要？」なのです。

高価なモノ（例えば3万円を超える美容クリーム）だったから
大して効果も感じていないけど
使い続けているモノはありませんか？

評判のいいモノ
（例えば限定品でクチコミでも評価の高い化粧品）だから
自分にそんなに合わないなーと、あまり使用していないのに
メイクボックスの中に入れたままのモノは
ありませんか？

そのモノ（例えば信頼を置いている基礎化粧品）が
気に入っているからと
ストック買いして棚にズラッと並んでて
でも、今はもう使わなくなってしまった、というモノは
ホコリをかぶっていませんか？

「今の自分」が本当に気に入って
心地よくて、それを手に取るとテンションが上がって
ご機嫌な一日を過ごせるか、という視点で
所有しているモノ（コト、ヒト）を
見てみること、って
この2回の引っ越しを通じて大切なことだと
思いました。

絶えず
「今のわたし、これ本当に好き？本当に気に入っている？」
と自分に問いかけてみると
手放したほうがいいモノが見えてくるかもしれません。

そして自らの意思を以って手放したトコロには
必ず新しい風（モノ、コト、ヒト）が
吹き込んできます。

「今」の自分に本当に必要な
情報、モノ、コト、ヒトが
思いもかけないカタチで舞い込んできます。

この循環がはじまると、
本当、ワクワクします。

「なんとなく手放せずに今も手元に置いてあるそのモノは
今のあなたに本当に必要なモノですか？」

今日もココロとカラダとお肌と、健やかであります様に。