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神々しいバターリャ修道院と、おどろくほど美しい2世紀のモザイク〜ポルトガル家族旅(13)

アルコバサ修道院、思ったより集中して見ちゃいました。ちょっと疲れたけれど、次に行きます。アルコバサから25分くらいドライブしてバターリャ修道院(ここも世界遺産)へ。修道院続きで実は適当に観たらいいかな、位に思ってました。
バターリャはポルトガル語で「戦い」、スペインに対しポルトガルの独立を守る歴史に残る戦いを奇跡的な勝利で終えて、ジョアン1世が戦勝祈願した聖母マリアへの感謝を捧げるため建立された・・・とはいうけれど。

駐車場わきにはこぢんまりした町が。
一般駐車場の方からいくとどこが入り口かわからない・・・笑 レンタカーでいく人は駐車場から修道院を見て右手のほうに回りましょう。
ポルトガルのゴシック・マヌエル様式を代表する建築だそう。
この精緻な壁の装飾!!!
おお、ステンドグラスがきれいだな、なんて思ったら
光の入り方が最高な時間帯でした!
夢みたいな光に包まれる礼拝堂
ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
キリスト教徒じゃなくても神様がいてくれる〜!って思うような空気感。
教会の椅子に降り注ぐ美しい色の光たち。
この光を踏んで歩いていいの?と思うくらい神々しい。
いったん礼拝堂を出て、チケット売り場へ・・・正面はこちらでした 笑
チケットを買って最初に入ったのは創設者の礼拝堂。
15世紀に作られたジョアン1世と家族の墓所。
ステンドグラスにも王家の歴史が刻まれてるんだとか。
創設者の礼拝堂を出て、再び教会のなかを抜けていきます。
神々しさしか感じない。
ジョアン1世の回廊。柱の細工も本当にすごい。
回廊から中庭を見たところ。マヌエル様式の美しさ。そういえばリスボンのジェロニモス修道院(世界遺産)もこんなかんじだったっけ。
みんなデザインが違うんです。
噴水も美しい
ぐぐっとシンプルな回廊はアフォンソ5世の回廊。
二階に上がると、回廊屋根を支える木のラインがまた美しい。
アフォンソ5世の回廊から見る中庭もシンプル・・・・ん!?あれは。。。
猫だねこ・・・・「何か用?」みたいに見返された。
さて、いったん外に出て、飛び出した8角形(のように見える)のところへ。「未完の礼拝堂」100年ほど工事は続いたけど結局屋根ができてない礼拝堂です。
屋根がないのが、逆になんか清々しい美しさだったり。
素晴らしい装飾。そして沢山の鳥がいました。
こちらもステンドグラスがゴージャス。
未完なのにこの見事な手仕事よ。

語彙が少なすぎて残念なのだけれど、精緻な狭間飾りはまるでレースのよう。ステンドグラスからの光は神々しく穏やかな空間をつくっているし、未完とはいえこの礼拝堂をつくろうとした人々の思いが感じられる建築とか、圧倒されっぱなしでした。

さて続いて・・・こちらも実はあまり期待してなかったコニンブリガという場所の「遺跡」。ちょっと分かりにくい(何も無さそうな田舎)場所だし、駐車場なんて結構草が生えてて、その割に1人10€とかとるので えー?なんて思ってましたが・・・(成人してても学生カードを持ってた子供達は半額だったような気がする。忘れたけど)

遺跡・・・あの草に埋もれてるやつ?
はぁ?
ローマ帝国時代、2世紀くらいにつくられたものだそう。ほんとに?!
色の違う石も使ってデザインされています。
ギリシャでみたような遺跡群。このところどころにモザイクの床が残っています。右手の屋根がついているのは保存状態の比較的よい水辺の庭。
1800年以上残っていてこの美しさ、ってのが驚き。
デザインした人、天才じゃないです?
まるで手の込んだ絨毯のよう。
いろんな色の石を用いているのが素晴らしい。
この色!1800年以上経ってるなんて信じがたいほど美しい。
こちらは大きな遺跡。ギリシャにあるローマ時代の遺跡より保存状態いいかも。
大きな町だったのでしょう。
橋もつくられていたなんて。
ここは保存状態のよい水辺のエリア(屋根で保護されている)
整備された水辺だったのがわかります。
こまかっ!!
モザイクにもいろんなデザインがあるのです。
こちらは青のモザイク。なんと凝った模様なのか。

立ち寄って良かった。基本的に遺跡大好きな訳ではないのですが、時を経ても文字通り色褪せないモザイクの床、どんなひとたちが住んでいたのだろう・・・と思いをはせてしまいます。

【おまけ】
バターリャ修道院の前にあったおもちゃ屋さんにあった・・・なんだこれ?新手のスプリンクラー??? ものすごい勢いで「暴れて」ました・・・


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