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2つの「大陸横断道路」を旅して考えた(ことの外側だけ)。

2週間弱、全走行距離6400km(ちなみに日本は青森県の大間から山口県の下関くらいで本州上を通るように線をひいてみて約1,356㎞だそうで)のロードトリップから戻りましたが、普段のゆっくりな生活でなら毎日ひとつひとつこなしていたことが積もり積もって、やり残してることが山積みです。ヤバイヤバイw


一言でこの2週間の感想を、と言われたら

    「疲れた。当分は普段通りで!!!」(笑)

なんですが、心の中と頭の中には沢山の考えた事が言葉で浮かんでいます。

- アメリカという国が大きくなるときに抱えた「闇」
- どこにでもどの時代もいる残酷・残虐な人、思い遣りを忘れない人
- 「学問」と「仕事」
- 人間は創造性にいつも救われる
- 歴史から考える「生き抜く力」
- 「慣れ」と 自己主張の仕方と 「どこまで見ようとするか」の姿勢
- パンデミックをどういう形で終わらせたいか
- 変えていく勇気と 変化に気付きたくない心と社会
- 「地元」を新たな目で見るとき

これらを全部書けるかどうか分からないし、なにかの一部として書くのか10年先まで書けないのか今はわからないけれど、大きな考え方の変化を生んだのは確かです。

日中は運転して、歴史に絡む場所をみたり説明を読んだり各地のアーティストの作品を見て回ったり。夜はその日、あるいは翌日通る場所に関係した映画をストリーム版で買って観たり。

アメリカに15年以上住んで大分分かった気になっていましたが、そんなの表面でした。どうしてアメリカ人はこういう行動をとるのか。どうしてアメリカ人はこういう方向へ考えがちなのか。アメリカ人で政治にすごく肩入れをしている人達はどういうバックグラウンドがあるのか。どんな努力をしどんな裏切りをうけ、どの時点でどう考えたのか。
私はメキシコから不法移民が多いから壁をつくるということに大賛成した人達のことが理解出来なかったけれど、150年程前に国内を移動するアメリカ人同士の間でも「○○から来たヤツなんて入るな!」みたいなことがあったこと。つまり・・・生きるために「他の人に奪われてなるものか」が根底にずっとあること。(自分達は他の民族が住んでいた土地を奪った、ということは「当時の政府がしたことだから自分達のせいではない」なんだろうね)

人間として追い詰められた状態でどう生きるかは、フランクル医師が書いたようにまさに「そのひとの魂」が見えてくること。

その爪痕を様々な形で見せられた旅となりました。


でも同時に 楽しい事も「人間っていいなぁ」ってことも沢山あって。
後半は有名なルート66という大陸横断道路を(出来るだけ)辿る行程でもあったので、映画カーズCarsの各場面や 私の大好きな映画バグダッド・カフェの「ああ、だからこんなだったのか」というところも含めて楽しんで来ました。

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(この、真っ直ぐに座ってないリス・・・w)

カーズの背景に使われてた斜めの岩山って、ルート66の名所でもある「キャデラック・ランチ」をイメージにしたと聞いて納得。こんなところです↓

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まーまずは写真の整理がてら、旅記録をつくらねば。

・・・あ!今日のやることがっ💦 
それでは出かけてきまーす。

サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。