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こんなところばかり似て。

昨日まで雪だったのが今日は綺麗に晴れた。でも明日から数日「スノーストーム警報」が出ているので今のうちとばかりに息子を駆り出して朝から買い物に出た。

息子は大学のために家を出て 親から適度な距離を取れたからかあるいは彼の年齢なのか、一時期あった「全く返事をしない」ような雰囲気はなくなった。子供の頃のようにずーっと一人でお喋りをしている、ということはないが、最近はなにかあると面白そうに報告してくれたりする。こうやって「買い物に付き合え」といっても面倒くさそうではあるが一応ついてきてくれる。
数年前が全くコミュニケーションがとれないような状態だったから、健康でいてくれて、話しかければ返事もくるし時々向こうから話をしだしてくれる、そんな今を本当にありがたいなと思うし、親の私達には近付くこともできなかった「どこか」にうずくまっていた時期がとりあえず過ぎたということが最高に嬉しい。

・・・と思ったところで、ふと自分を振り返った。
極端さは息子の方がひどいけれど、息子の「親との距離の取り方」は私譲りかもしれない。いや、そういえばオットも私に負けず劣らず親との物理的距離を必要とするひとだ。なんだ・・・サラブレッド的な遺伝だったか、この「家族とのビミョウな距離感を保つ」ってのは。

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