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だれもが尊厳のなかに生きられるように

性に関する話が出ます。読む方に拠っては記憶を逆撫でしてしまうかも知れませんのでご注意ください。


20年前親になるとき、ちょっとだけ「怖いな、私に子供を守れるのだろうか」と思ったことがある。それは性に関することで子供に傷をつけないで育てあげることができるかどうか、だ。

こんなに平和な世の中で何をいう、と眉をしかめられるかもしれない。でも現実だ。こんなに男尊女卑が大分昔のこと、もしくは直さねばならぬことと言われるようになった時代でも、性別・性差がある限り そこに力を示したいのか原始的な欲望を抑えられないのか 悲しい現実はどこにでもある。ハラスメントというものまで含めてしまったら、蹴る石ころがどこにでもあるくらいにいっぱいあるのだ。

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