バッファロー空港はニューヨーク州北部・オンタリオ湖そばにあります。今回はデトロイトで乗り換えてそこから約45分。観光客の多い空港です。バッファロー空港で車を借り、そこから1時間ほどのナイアガラフォールズという街に来ました。もちろん、ナイアガラの滝の目の前の街です。そうそう、アメリカ側もカナダ側も、接している街はナイアガラフォールズという名前です。ものすごい水量!ナイアガラ川はこのまま、滝に繋がります。見えている橋はアメリカン・フォールズ・ブリッジ(アメリカ滝橋)です。プロスペクト・ポイントの少し手前から。対岸はカナダ。手前がアメリカ滝、奥のものすごい水煙をあげているのがカナダ滝(ホースシュー滝)です。オブザベーション・ポイントは実は「霧の乙女号」の乗り場あたりです。ここは観光船の時間が終わると自由に出入りさせてもらえます。アメリカ側から2つの滝をみるのは多分、ここがベストです。橋を越えて、この奥がオブザベーションポイント。オブザベーション・ポイントから。手前のアメリカ滝はだいぶ浸食で滝壺に多くの巨岩があるのでそれほど水煙はあがりませんが、一方の奥のカナダ滝(ホースシュー滝)の水煙はバッファローからも見えるほどです。水が流れているだけなのに、なんでこんなに見飽きないんでしょう。水の流れはもう何百年も何千年もそこにあるのに、ずっと人間はそれにひかれて見に来て、ずっとじっと眺めてしまう。不思議です。滝の下流方向に、2つのナイアガラフォールズの街をつなぐ「レインボーブリッジ」が見えます。車でも渡れますが歩いても渡ることができます。あの橋の両端にそれぞれの国の入国管理事務所があります。橋のたもとにナイアガラフォールズ州立公園の看板。この看板の左手、建物の裏側に見える部分が歩いてレインボーブリッジを渡ることが出来るところにつながる通路です。橋を渡ってある入国管理事務所のとなりには、「アメリカ合衆国ニューヨーク州にようこそ」の看板。・・・それにしても、なんでこんなにボコボコ?笑明日はここを通ってカナダ側に行く予定です。暗くなってきたし、そろそろホテルに戻ります。さて、翌日は昼過ぎにカナダ側にいけばいいのですこし散歩することにしました。このエリアにはいくつかのトレイルが整備されています。エリアは夏の花が花盛り。去年も思ったけれど、私の住むエリアより大分緯度が高いので植生が全く違います。多分雑草ですよね、マメ科の花?でももの凄く可愛いのです。あ、ピンボケた・・・この青い花があちこちにちらほらしているのがすてきなのです。いくつかのトレイルが、平坦な部分、少々川を望む部分、かなりアップダウンのあるきつめトレイルと平行してつくってあります。このあたりはいずれもこの見晴らしのいいところをのんびり歩けるように設計されています。途中にあった立派な建物、Schoellkopf Power Plant tower・・・調べたら、昔このエリアにあった私設の電力会社の建物でした。(次記事に書いておきます)お時間ある人は中のエレベーターで降りてみて見てみるのも興味深いかと。https://bit.ly/3q7obPAトレイルは基本的に舗装され見晴らしもよく、安全なのですが、所々こういう「どこにつながるのかな?」とワクワクするような小径もあります。こんなに大きな滝があるからさすがに湿度は高め。でも気温は20度くらいで、この日は薄曇り。歩くのにはベストな感じ。視線を感じたら、猫がじっと見ていました。カメラを向けたら逃げてしまったけど。しばらくはこんなのんびりした場所を歩きます。この辺りはホテルから2km弱くらい歩いたところ、すこし汗ばむくらいの気持ちいい散歩です。時々川側のほうにのびる小径がみられます。ちょっと行ってみると遠くにカナダ滝(ホースシュー滝)の大きな水煙があがっています。ここから下側にいくのはなかなか難しいトレイルなので今回はここまで。またフラットなトレイルに戻ります。ここは通行証を持った通勤の車だけが通れる橋。昔は米加の間に電車が通り、そのしたを人が歩いて渡れた橋だったようです。先ほどの車のゲートの隣に、ぶった切られたかつての「鉄道線」のあと。先ほどの通勤車用ゲートの反対側に、こちらはアムトラック(大陸横断鉄道)の鉄橋が。手前には「アンダーグラウンド・レイルロード遺産センター」、奥のガラス張りの建物は州の多目的ホールでその奥のレンガ造りが駅です。ここから電車だとNYC(マンハッタン)まで9~10時間くらいで着くそうです。