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アメリカで好きなお店ふたつ。

アメリカで私が好きな店といえば、まぁ日々の御用達でもあるCostco。それから子供達が家にいなくなったのでよく使うのがTrader Joe's.
私の場合、庭仕事の友となるDIY系のThe Home Depot、Lowes、ACEなんかも実は好きな店だけど話が煩雑になるから今日は「日常のスーパーマーケット」としてCostcoとTrader Joe'sの話を。

まぁCostcoコスコは日本にも進出して大分経つ(20年くらい?)ので皆さんもご存知じゃないかとは思うけど、ホールセール(法人や大口顧客向け)の形をリテイル(個人や個人事業主向け)に使ったという意味でかなり先進的かつそれで成功した店だと思う。(正式な名前にホールセールWhole saleが入ってるの、気付いてるだろうか?)会員の年会費で利益を生み出してるともいわれ(ホントだろうか・・・あれ、利益になるんかな)、働く人にとっては福利厚生もかなりがっちりした優良企業という一般認識がある。

でも何よりも「美味しい食べ物を置いている」というのが人気を支えていると思う。私もコスコで仕入れるのは美味しいから、という理由が大きい。

コスコのバイヤー、美味しいものには敏感。この、じゃがりこ小袋(日本の普通の小さい容れ物くらいの量)が12袋入ったやつも、ばんばん売れてた。

そしてアメリカの「季節」を何気に先取りして感じられる店内が楽しかったりもする。2月は早々から大きなスナック袋が割引きになり、なんだっけ、と思うとスーパーボウルだ、とか、売り場がピンクやパステルカラーだなぁとおもったらイースターのお菓子だとか。他にも庭の手入れの品々が並ぶとか(先日購入した温室は当にそれ)、日射しが明るくなる時期だからか「掃除用具」の割引きが始まるのもこの時期。そうそう、フローリングの板とか新しいカーテンや絨毯なんかも出始める。
さすがに20年くらいこのサイクルを見ているので、「ああ、そんな時期か」をコスコの店内で感じたりしている。

実際の大きさを見て購入を検討できるのもいい。・・・重いけど。もちろんオンラインで買うとデリバリーしてくれる(多少高くなるが)。

ガソリンが安い。タイヤセンターのサービスも値段もスゴい。そうそう、出口にある軽食が食べられるところは安いし美味しいので常に人気。

それに働いている人たちがまぁ、よく働くし対応もいい。愛想もいい。アメリカでは不機嫌そうだったり愛想が悪かったり口からデマカセ言う店員さんなんかも結構いるので、どの店に行ってもどの店員さんたちも印象がいいコスコはスゴいとおもう。コスコと同じ様なコンセプトでウォルマート系のSam's Clubっていうのもあるんだけど、一番の違いはこの店員さんのフレンドリーさかなぁと思っている。

なんか、書いてたら「私、本当にコスコ好きねぇ・・・」と苦笑いするくらいだ。量は多くても大抵のものがかなり安いから、自分で保存法なんかを工夫すれば生活用品のかなりの部分をコスコ(と、その自社ブランド・カークランド)でなんとかできてしまう。アメリカにきてからずーーーっとお世話になってる。なんだったら日本に2-3ヵ月居るときにもチャンスがあったら買いに行くくらい利用してる。いやぁホントすごいっす。

そしてTrader Joe'sトレーダージョーズ(日本人の間ではトレジョ、と呼ばれる)。ここトレジョのリユースできるバッグ(エコバッグのことね)が日本へのお土産に人気だったりするからご存知の方も多いのではないか。
カリフォルニアで爆発的に人気が出てどんどん店舗が増え、今では東海岸の方でも結構見かけるようになった。ここも「なんでも美味しい」というのが人気の理由じゃないかな。

それに安いのだ。コスコは大量で安いが、こちらは普段使いできる量で安い。そこまで大きな売り場じゃないけれど必要なものは大体揃う。
オーガニックとかも結構そろえているが、普通の野菜とそこまで値段が違わない。

そしてカリフォルニアで人気が出た理由かもしれないけれど、「身体のことを考える人のトレンドに敏感」。オーガニック野菜はもちろん、いろんなnon-diary(乳成分の入っていないもの、オーツミルクとかアーモンドミルクとか・・・)も揃っているし、ヨーグルトやチーズの揃え方も一般のスーパーとはちょっと違う。数・種類では勝負してこないがちょっとこだわりを感じるものが並んでいる。

「普段使いできる量」と書いたが、一食分のサラダとか一人や二人で使える量の冷凍食品も豊富だ。サラダは常時十数種が並んで4ドル〜8ドルくらい、サイズも値段もお昼にちょうどいい。冷凍食品もそのまま温めて食べられるものも多すぎない量だし、冷凍の野菜や果物もちょうどよい大きさで安い。アジア食、地中海系の食事、メキシカン、カリブ海あたりのごはんなど、「へぇ?」という冷凍食品が沢山。しかも味がアメリカナイズドされてない、イイ感じにオーセンティック本場の味

最近はまって、我が家に常備されてるアイスクリームコーン。小さいので食後にちょっとだけ甘いモノが欲しいときにちょうどいい。(でも、栄養成分表では一人分がコーン3つ!になってるのが笑える)

こちらも自社ブランドのお菓子がこれまたおいしい。安いし。自社ブランドの台所洗剤、石鹸、クリーム、ティッシュ・・・どれもパッケージングがまず可愛くていい。そして安い。一人暮らしにはちょうどいいので、カリフォルニアの大学ちかくには必ず一件はあるトレジョ。

そうそう、これを忘れちゃいけなかった、トレジョのお花屋さんはとにかく安くて鮮度がいい。お花のバイヤーのセンスがいいんだろう。だから季節ごとのテーマが店内で変わるとまずお花屋さん周りが変わる。

トレジョは商品に手書きポップを沢山つける。これがまた可愛い。そして商品はもちろん、季節でのコンセプトで店全体のパッケージングがまた変わるのがいい。センスいいなぁって思うのだ。

ときどきこんなお茶目な悪戯も棚の一部にあったりしてね。

こちらも店員さんがとことんフレンドリーでみんなよく働く。レジの人たちも手早いしいつも笑顔。そして「袋詰め」が日本のスーパー並みにみんな上手。ちゃんと重さ、大きさ、壊れやすさ、温度・・・なんかをある程度考えてくれる(つまり他の一般の店はぐちゃっと入れるのがデフォルトだってことです)。

こうやって書いてみたら、安いのはもちろん、美味しいものがあること、店員さんの質ってのが私には大きいのかなと思った。そしてそれは私だけではなく、多くのアメリカ人にもそうなんじゃないかな。

アメリカを旅行したときはこのへんでちょっとしたものを仕入れる、とか、やってみてください。楽しいよ。(私も国内旅行のとき絶対的に信頼出来る2店です。)

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