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キャンプinユタ州中央部(2)〜モアブ周辺からコロラドまで

夜中に突然降り出した雨だとか耳元の草むらで虫が鳴いてたとかで何度も起きた一晩でした。ぼーっとしながら遅め(といっても7時半くらい)に起きたら、ゴルフ場の向こうにみえる崖肌が朝日に輝いてて一気にテンションアップ。

今日はアウトドアのメッカ・モアブという街を経由してコロラド州の方に回る道を行く予定です。モアブのまわりはユタ州を代表する「アーチーズ国立公園」の他に「キャニオンランズ国立公園」「デッドホースポイント州立公園」などなどなど、大陸の原風景をそのままに臨め、かつその中ですごしたり遊んだりできる場所ばかりです。ATVと呼ばれるオフロード仕様の小型の車やファットバイク(太いタイヤをつけた、マウンテンバイクをさらにオフロード仕様にしたような自転車)なんかが当たり前にあちこちを走ります。
本日の行程はこちら。

こんなもん?に見えるかもしれませんが・・・全行程300マイル(約500km)です。
最初は州間高速70号線(I-70)を20マイル弱東へ。制限速度130kmなので、まぁ・・・それ以上で走る車が多いです(笑)。道の左手(北方)にはずっと切り立った崖が続きます。
朝晩が冷えるようになってきたので、もう景色が秋色になってきた砂漠エリア。
I-70に併走して長い貨物列車が通ります。まぁ大体1km以上は続く貨車の列・・・アメリカの大陸横断鉄道はほとんどが貨車なんですが、この長い長い貨車の列はよく真っ昼間の荒野の真ん中で停車してます。夜に移動する方が多いのかな?「なんであんなところに停まってるんだろう」と昔から思っているんですが。。。いやぁ、この物流はいったいどうなってるんだろう????
雲の多い朝なので全体に暗いですが、向こうの方の崖には朝日があたって光ってます。
USハイウェイに乗り換えました。天気が怪しいなぁ・・・大丈夫かなぁ。ずっと向こうのほうは雨がふっているようで、山の姿が見えません。
モアブの先にあるあの山々(ラ・サル山脈)を回り込んで、コロラドに抜けていきます。どう見ても雨降ってるなぁ・・・ここから見える一番高い山、ワアス山は12,331フィート / 3758メートルで、 ユタ州で4番目に高い山です。(今回のルートはそこまで山頂を通らないので、さすがに昨日みたいに10℃以下に気温が下がることは無いと思いますが・・・)
厚い雲が。。。でも風も強くて、けっこうなスピードで雲が流れていきます。もしかすると上手く雨は避けられるかもしれない。
ところでこのUS191という道はユタ州東部を南北に走る大事な道なので、モアブ周辺へ遊びに行く人達ばかりではなく沢山の大型トレーラーも走ります。バイクではなかなか怖いでしょうに・・・
赤い崖が見えてきたらモアブエリアだなって感じがしてきます。この辺りではパラグライダーが沢山飛んでいました。あちこちにオフロードを走るためにハイウェイを離れて行くATVが見えます。
恐竜もモアブ遊びが好き?!・・・いえいえ、一応恐竜の化石が出るので、その周辺にミュージアムや子供が遊べる場所をつくってあるんです。
時々現れるこのターコイズブルーの地層の色、大好きです。
荒野の赤い岩肌と殺風景な中の電車の駅。アメリカ西部ってかんじ。
だんだん風景がモアブだな、ってかんじに。迫力ある崖の間を抜けていきます。
雨がぱらついてます。空は明るいけれど岩肌は暗く沈んで見えます。
このカーブの先は左手にアーチーズ国立公園が。交通量が多いので道も広く整備されています。
アーチーズエリアを抜けるといよいよモアブ。
沢山の宿とアトラクションサイト、オフロード車やATVのレンタル会社が続きます。モアブの中心部は人が多く、お店はどこもお客さんでいっぱい。
トイレ休憩の後また出発。ラ・サル山脈を南側から回り込みます。中央左の高いのがワアス山。中央右(ここに来るまで後方南側で見えていなかった)に、一見ワアス山より低く見えるけど実はユタ州で2番目に高い山のピール(Peale)山があります。12726ft/3879mとのこと。モアブからここに登山するグループツアーがよくあるようですが…いやぁ、富士山より高いんだけども。行く????
道はキャニオン沿いに続くのでなかなか見応えがあります。そして!晴れてきました。よかったなぁ。
日が陰ったり日が出たり。まだモアブ周辺なので車も多くて、バイクではゆっくり周りを眺めながら・・・というわけには行かないのでしょうが、オットは楽しかったようです。
崖に「Hole 'n the Rock岩壁の穴」という観光ポイントの名前がデカデカと。まぁそのおかげでかなり繁盛してるみたいでした。ちなみにその場所はこちら側からは見えません。あのカーブの先、左奥にあります。
大分風がつよいですが、気温は25℃くらい。多分バイクで走るのには気持ち良かったのでは?まだまだ交通量が多く、こういう追い越し車線があるとぶっ飛ばしていく車(中央寄り)があるので、私達は「はいはいどうぞー」と道を譲る方。急いでもいないし、スピードを楽しみたい訳でもないですから。
だんだん南ユタっぽい強い日射しが。でも雲が多くてその影もおちてて写真に撮りにくい。景色は、素晴らしいんですけどね。
さて、ラ・サル山脈南側を回り込む道に入りました。一気に車が少なくなって鼻唄でも歌いたくなるようなのんびりした感じになります。
大分平坦な場所を走った後に(メサ・トップと呼ばれる平坦な高地で、北米大陸中央部に沢山見られます)大きく下る道が現れてきました。個人的なイメージでは「コロラド州の方が標高が高い」と思っていたのでこれにはびっくり。まぁプレートテクトニクスで押し上げられたり断層ができたりするということは、低い部分も生まれるということで・・・実際に走ってみないと大地がどのようにうねっているかは、分からないものです。
うわぁぁぁぁまだ下るの???といいたいほど。大体8〜9%の勾配の坂が続きます。
また違う地層のエリアに出てきました。広葉樹が増え、水が多いんだろうなとか標高が下がったんだろうなというのがなんとなく分かります。
ウェーイ、コロラドに入ります!Welcome to Colorful Coloradoってかかれた看板がお出迎え。

コロラド州に入ってから、の写真はまた次に。


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