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航(わたる)龍が現れた

ほんでは2柱目のお話を。

正直なところ、今の私に航(わたる)はよくみえません。言葉も殆どやりとりできません。しゅっと、ある時見えた気がしたら水色だった(水面みたいな色です)。なんで私のところに来たのか・・・ずっと居てくれたのかも 全くわからない。でもある日増えたんです。

増えてる、と教えてくれたのは 巫(かんなぎ)・林紗妃ちゃんでした。3柱いる、氷理(ひさと)と水色のと黒いのと。黒はうちのオットの守り龍かな、家族を見守ってくれてるのかな?ということで・・・

オットのはなんとなく(知覚にはのらないけど)分かりました。少なくとも私を家族として受け入れてくれたからね。氷理はまぁここに書いていたように 私以外のひとが目撃したりお話したりしてくれて信じざるを得ない状況になりましたけど(とかいうと 怒られます・・・)「水色の龍?」という感じでした。


ところで私はアリゾナのあっちぃさんのCMレイキの講習生なのですが、ある日スカイプ講習中に突然、

がたがたがたーん!!

と、本棚のものが落ちたのです。

落ちるような置き方してないし、大体がずっしりなものだったり。講習しててわたしが暴れたワケでもないです。(ちなみに、ですが。私は幽霊見えないし、それでもインターネットってやつはいろんなものが忍び込むので、プロの手を借りて結界も張ってるし自分でもこういう講習のときとか、結界張ります。)


凍り付く私の向こうで、スカイプ画面のなかからあっちぃさんが「・・・ん?水色の龍?」と。


ええええ。水色の龍が落としたの????

「多分ねぇ。いるよ、ってアピールじゃないの?」

・・・・


この時まで、あっちぃさんに紗妃ちゃんから聞かされた水色の龍の話はしていなかったので、「うわー気付かないのは私だけか」と。

その後 先に書いたように 何かの拍子にふっと水色の長いものが見えたりすることがあって。色のイメージも届いてきて。

あるとき、うとうとしていたときにその水色がチラチラと見えたのです。「名前はあるの?」・・・殆ど言葉らしきものを教えては貰えません。ただイメージで 広い水面(海のようだけど凪いでいて湖のようにもみえる)とそこをわたる風・・・《航海》というイメージでした。もうあれですね、絵をみて言葉を当てる世界。

「こう(航)、でいい?」と尋ねると 雰囲気はNOです。(うううむ。)

おっかしいなぁ、イメージは良いはずなんだけど・・・

そう思っていたら 微(かす)かに音として認識出来るものがきこえた気がしました。「わたる?わたる???ああ、その字で航(わたる)か!」

NO、は無さそうだったので 水色の龍は「航(わたる)」となりました。


・・・が。


春休み旅行で家族でベネルクス(ベルギー・オランダ・ルクセンブルグ)を歩いたんですよ。そのときベルギーの山間(やまあい)、要塞として知られた街を訪れた時でした。

スゴイ悲しみみたいな想いが私の心臓になだれ込んできました。普段みえない航が、その街の川の上で狂ったように走りまわっています。よくわからないけど、航はこの地か、この川か、あるいは似たところにルーツでもあるのか・・・と(なんせ話ができないんでね)ぼんやり思ったとき。


あ!!!この龍、「わたる」じゃない!Waterlooだ!!!!


と分かったんですよ。(世界史をやったひとなら「ワーテルローの戦い」とか覚えてるかな、あのWaterlooね。ロンドンにもそういう名前の駅もあるけど。)Waterlooは英語の発音だと「ワータルー」にきこえるんですよね。


なんでそう思ったかよく分からないけど、そのとき初めて龍としての「顔」を一瞬みせてくれた航は頷いたのです。


でも航、の名前はそのまま。日本語のほうが呼びやすいからさ 笑


どうして一緒にいるのか、って重要かなぁ?と私もときどきぼんやり思います。でもそれを知ったところでどうしたい?と氷理に言われ、「うーん、目的があるなら手伝いたいかなぁ」と答えると、「航だって何かの理由、単に昔ともこと一緒にいたとか世話になったとかそんなので 今度はともこの役に立ちたいと想ってるのかもしれないぞ。その時はどうするんだ」と。

んーそうだねぇ。それ、ややこしいねぇ。

「少なくともお互いを利用しようとか思っていない、それだけでいいんじゃないか?ただ一緒にいる、が信頼に変わるならそれで。(私も見守っているしな)」 氷理のこんな意見で、私がまた(悪いクセだけど)不要なところを知りたい知りたいしている、と気付きました。


そんなわけで、航は今も側におります。なにかしてくれてるのかしてくれてないのかは一切わかりません。でも一緒にいることで(居る気配はちょっと分かる)なにかが変わっているのでしょう。お互いのため。

私にとってはかなりミステリアス?な龍です。んーと、ルパン三世でいえば五右衛門的な?あ、刀持ってないけどね。

だけどそれでも。今の私にはいつも身につけているお守り、みたいな感じ。ないと相当居心地悪く感じるだろうな、身につけていての御利益はわからないけど・・・っていうかんじ。えーと、表現よくなかった?(^^;

以上、よく分からないけどそれでも私としてはとっても大切な仲間、航の話でした。






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