お節と雑煮と。
明けましておめでとうございます。(新年早々に地震の被害に遭われた地域の方には心からお見舞いを申し上げます・・・どうか、みなさんが1日もはやく日常へ戻れますように。)
昨夜珍しく年越しの時間まで起きていたので(娘が時間をあわせて「ゆく年くる年」までセットしてくれた)思い切り寝坊しました。まぁ誰も起きる気はない元旦なのでそれでも私が一番早かったんですけどね。
なんやかんやいって結局しっかりおせち準備をしてしまったので昨夜のウチにお重に詰めておきました。朝は餅を焼き、雑煮とお汁粉をつくって、そしてお刺身を切るくらい。
お屠蘇はないけど年末にオットと娘が買ってきてくれた日本酒で年始の家族での挨拶。あとは食べて呑んでだらぁっとして、酔っ払ったついでにしっかり昼寝して・・・素晴らしい寝正月。
で、お節です。毎年何を作ったか覚えてないので毎年「何だったらみんな平らげてくれるか」を考えながらレシピや時間配分を考えるのが結構大変。
なので、自分のために何を作ったかを書いておこうかと。一の重、二の重、三の重とかはほとんど考えてませんが、写真の左から。
たたきごぼう
鮑の蒸し煮 とびこ添え
紅白かまぼこ
鮭の昆布巻き
野菜炊き合わせ(里芋、ごぼう、タケノコ、こんにゃく、鶏モモ、レンコン、人参、緑の野菜)
豚肩肉とダイコンの炊き合わせ*
鮑の肝だれ入りの卵焼き
しいたけの含め煮*
酢蓮
松風焼き
エビの含め煮
焼き魚(冷凍庫にあった鯖)*
キクラゲのナムル*
紅白なます
基本どれも簡単なのだけど、お重2段では微妙にキツくて3段にすると隙間が・・・ということで家にあったもので追加して作ったのが*印のものたち。煮たり蒸したり焼いたり。。。を繰り返すので結局調理にかなり時間がかかってしまったのが今回の反省点。
そしていつものコトながら、おひきな(引き菜)と紅白なますのための大量のダイコンと人参の千切りに一番時間がかかりました。
ウチではお雑煮に「おひきな」を入れます。おひきなっていうのは少なくとも我が家では「ダイコン、人参を千切りにして”凍らせて”(凍ませる)おいたもの」として呼ばれてます。
これ、方言なんですね。両親が宮城出身だからでしょうか、おひきなは全国区の呼び方かとおもってたら・・・東北のほうではあちこちで使うと思います。
凍らせるのは「凍ってしまった」ものを使ったら火の通りもだし汁の浸み込みもよかった、というあたりから始まったのかなと思うんですが、とにかく子供の頃から大量に作ってあった凍らせた引き菜をハゼ出汁の鍋にいれて、セリやズイキ(芋がら)なんかも加えた沢山の具材をのせて出来上がるのが私の育った家のお雑煮でした。
こんな形くらいでしか子供達に正月を伝えられないけれど、とりあえずみんな健康で暖かく新年を迎えることが出来るのはありがたい。
今年も佳い一年になりますように。
サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。