![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17029101/rectangle_large_type_2_527f59c069c2b55f5995dca3c91994d4.jpeg?width=800)
縁あってのアメリカ西部
久し振りに見た映画! Bagdad Cafe. なんと1987年制作(しかもまだ東西ドイツが在った頃!)だって。
映画を観たことがなくても、この曲は知ってるんじゃないだろうか。もうこの歌声の雰囲気は 私にはこの映画の風景そのもの。
私は親友に誘われ、浪人中に(←こら)2人でシネマライズ(なっつかし!)に観に行った。まだ英語はそこまでよく分からなくて、良い映画だったけど英語で理解したいなぁって思った。
ストーリーも良かったんだが、この黄色をかけた風景。この曲。もういろんな意味で目からウロコで 心に深く残る景色を焼き付けた映画だった。
・・・・そして。
今これを見るとだね、「うわっ めっちゃ良く知ってる風景!」なわけ。
ええ、私の住むユタ州からネバダ、アリゾナ、ニューメキシコって こんなところが地平線まで続くのよ。
今ググったら、映画の舞台として使われたロードサイドカフェは大流行(おおはやり)のカフェなのだね。
アメリカ中西部〜中部山岳部の高地砂漠気候エリアって、ほんとに映画のこんなかんじ。
切なくなるくらい 静かで乾いて土埃が舞ってて。この地域の花はゴージャスとは対極にある。
こんなところのモーテルは きれい好きな日本人には泊まるのは結構冒険かもしれないよ。私はもう若くないから、ちょっと避けたいところではある。(昔は泊まりました、家族で移動中、とかね)
ダイナー(お食事処ね♪)なんかがあったら、ちょっと怖い感じのトラックの運ちゃんもいるし、おヘソ・肌だしまくりなおねぇちゃんも、ネイティブアメリカン「らしさ」をワザとしてる?っていう格好のひともよくいます。社会が狭くて、でもたぶん一度入れば温かいコミュニティ。
バグダッド・カフェを一緒にみた親友も、まさか今私の住むエリアから1時間もドライブすればあの映画そのまんまなところがある、だなんて信じないだろうなぁ。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17029975/picture_pc_64c31f748902c849561c5565e7892850.jpeg?width=800)
いやー、こんな映画の風景が「familiarなじみ深い」ところに住むようになるなんて、人生ほんとにわからない。あの映画すら実は私の人生のなかでは布石だったのかと思わざるを得ないのだ、ほんとは。
ナンにもないように見えるかも知れない土地だけれど、長い間ひとが住む工夫をしてきたエリアでもある。
ご縁があり住んでいる土地は、きちんと丁寧に、そして大切に経験して触れていこうと思っている。時々それを忘れてしまうのだが・・・苦笑
ネイティブアメリカンの国・ナバホ国も私はきちんと歩いていない。(行ったことがあるのはモニュメントバレーとタオス・プエブロくらいかなぁ)
何度か行ったことのあるところでもまだまだ発見は多いし、旅に出て自分の足で実際に、歩くと思いがけず懐かしいような感覚に迎えられることもよくあるんだ。
子供達が大学にいったら、そういった「足で歩く旅行」も再開したいなぁ、しっかりと土地をしるためにも。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17030061/picture_pc_de386c802f9d36b92b64bfb2ab77ae74.jpeg?width=800)
サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。