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そして旅行(旅程)の準備は続く。

大分間が空いちゃったのだが↑の続き。(こんなものを読んで下さる奇特な方が結構いらしたんですね)

のこり3泊3日半をどう攻めるか(笑)

いったん旅行に出たら、時間とお金をかけるのでやっぱり攻めに出たい(なんじゃそりゃ)。リゾート休暇に価値を見いだせない夫婦だからね。(念のため書いておくがリゾート休暇、やったことはある。でもねぇ・・・記憶に全く残らないんだもの。うすらぼんやりと・・・ターナーの「雨・蒸気・速度」の絵をさらに分厚い曇りガラス越しに見てるみたいな記憶で。きっと貧乏性の私達にはそのゆったりさ加減を楽しむ心の余裕が生まれる年齢まで、お預けなんよ。)

とりあえず最初の数日はヘルシンキの定番を巡って、フィンランド料理も食べてみて、車移動を始めたらフィンランドの古都を覗き、あとはサウナを夫婦だけでトライ出来る(やっぱり何も知らずに大きなところを最初に、というのはハードル高い)宿を満喫しよう。・・・で、残りの3泊だけれど。

行ってみようという場所(POI: point of interest)は一通り下調べ済だから、それをつなげばいいだけなんだけれど。。。 えーと、どのウェブサイトだっけ(前に書いたように、旅行情報は日本のガイドブックはもちろん英語のサイト・ヨーロッパの人がよく使うっぽいガイドサイト(DeepLにやたらと働いてもらう)などいろいろあるので、一度ウェブサイトを閉じるとこの「どこにあった情報だっけ・・・」が頻回に起きる。)。

あ、わかった!フィンランド公式トラベルガイドの・・・・

残念ながら今回の旅程で湖水地方を楽しむ典型的な旅の時間はない。けれど、上の記事の4箇所のうち、1箇所が「無理なく」旅程に組み込める距離にあるのだ。それがこちら。

人気の宿なのでこんな直前(6週間前は直前です)では残り2部屋。バストイレが共用で部屋にない。いや、それと農場経験とを天秤にかけたらバストイレなんて問題じゃないでしょ。

郷土料理の出るグルメファームとして有名で、いろんなタイプのサウナ(宿泊者には無料です、もちろん)もついてて、なんだったらSUP board (Stund-Up Puddle board)体験もできる。SUP boardは前から興味はあるのだ、なかなかに難しい、ということだけど。
時期によっては周辺の森への散策+メディテーション(有料)とかもあるらしい。(日程的に私達には無理)

初めてその土地を訪れる人にとって、「そこの暮らし」を垣間見る体験を提供してくれる宿は貴重だ。多少値が張っても、記憶にしっかり残るなら安いもの。


一泊をここにするなら、残り2泊はヘルシンキだ。帰りの飛行機はお昼までに空港に行けばイイから、最終日に散歩や多少のウィンドウショッピングもできるかもしれない。

ヘルシンキは最初の1日ちょっとでかなり歩く予定なのだが、そこで見切れなかったものを見に行ってもいい。ただし、詰め込みがちな私達なのであくまでこの1日は白紙のままにしておく。どうにでも動ける様に。


最後の2泊をヘルシンキのどこに泊まるか

値段に糸目をつけないなら「ヘルシンキ近くなのに静かな森と海を眺められるちいさなコテージ」という選択肢もある。こんな素敵なところ↓があるのは調べてた・・・が、お値段的に「えーと、小市民にはちょっと無理」だった。「マジャマジャ」っていう名前、可愛いんだけどね。
ちなみにここでは周囲にハイキングとかも行ける。けれど、ちょっと準備も必要そうだしこの宿から紹介して貰う形のツアーとかがこれまた「イイお値段(ドルで300-500だから、いまの日本円だったら4〜5万円から8万円弱?)」で私には無理。

この何も無さ加減が良くないっすか?北欧のインテリアで。

ということで、ヘルシンキ市内で1日目ではカバーしていない(かもしれない)エリアにあって、ヘルシンキまわりの島にも行けるかも?なフェリー旅・・・なんかをホテル選びの基準にした。つまり港まで歩いて行ける場所のホテルで朝食込みのところ(最後数日は食料調達は最低限にしたい)を探す。幸い週日なのでちょっとリーズナブルに探せた。(さっき気付いたけれど日本のガイドブックにも紹介されてたので外れじゃないとは思う)

どんなホテルかはわからないけど、WiFiもあるし(共用エリアだけのWiFi,ってホテルもある)まぁ良さそう。今はウェブサイトなんかで写真をみたりできるからいいよね。

ここからだったら、最初にカバーできそうにないヘルシンキダウンタウンの南側のほうに散歩もいけるし、そっちのほうにある新しい(ちょっと高級っぽい)ロウリュというサウナ施設にも歩いていける(建築がカッコいい)。・・・ちょっと待て、やっぱりこの1日の可能性をかんがえたらぎゅうぎゅうの予定になっちゃうじゃん・・・まぁ、あとはオットとお互いの疲れ具合なんかも考慮して考えていけばいいけど。やりたいこと沢山あるねぇ。

貧乏暇なし、じゃなくて「貧乏性」暇なしなのよ。


お金の話も少し。予約時点でいくらくらいか、ということ

ホントはここが一番みんな知りたいんじゃないだろうか、ということで財布の中身をさらけ出すようだけど一応書いておく。現在€と$は大体一緒(€1=$1.07)。

  • 飛行機チケット 一人$1200 x2 
     (体力の問題で乗り継ぎの良いものにしたので$200くらい高くなった)

  • 宿代 最初の2泊 in Helsinki (Airbnb)   $280
       次の2泊(Airbnb, 西の海岸に近い小さな町)$340
       グルメファーム一泊 $280
       最後の2泊 in Helsinki (Expedia) $300

  • ムーミンワールド入場券 €39 x2

  • アアルト自邸入場券 €30 x2

  • レンタカー4日間 (ヘルシンキ市内の同じ場所で借りて返す)$315

とりあえずここまでで二人分$4000強。読んでくれている多くの人には、今かなり円安なのでビビるかもしれないけれど、在住だと$1=¥100くらいの感覚でいる。(多分UKポンドとかも在住者的にはそんな感覚だと思う)8日間で一人20万円がベースなら安いんじゃないだろうか。因みに、だが今普通に日本往復の航空券は1人分30万円台です(だからなかなか帰れない・・・)。

アメリカの免許証でそのままフィンランドでは運転出来る(1年以下の滞在の場合)。最近「国際免許証」取らなくてもいいところが増えてありがたい。(日本のは、どうなんだろうな)家で使ってる車の保険が海外でも有効なことは確認しておいたほうがいい。
それにしても宿代よ・・・ただ旅のクオリティにも直結するから譲れないところもある。

あと、時々「旅行保険入った方がいいですか」みたいな投稿をみるけれど、ほんとに自分の価値観で、としか言えない。若い頃だったら入ってた、掛け捨てでもそんなに高くないしね。
今は入りません。こちらで入っている保険がある程度カバーするのと、「そうなったら自腹で高いお金払うのも仕方ないね」的な諦め(一応ある程度支払える、と思った上での、ですが)。レンタカー保険はExpedia通して、とかで入ることもあるけれど(どっちにしても各国で車借りるときレンタカー会社にかなりプッシュされる)まぁこれも個人の価値観で。一日$10(千円)くらいの追加料金でExpedia通してやってくれるならそれでもいいかな、と。

あとの旅行費用は旅先で食事や入場料にお金をかけるかどうかだけれど、もうこれも人それぞれだから。私達はいい加減お腹がツラくなってきている年齢なので一日1.5食くらい(朝ご飯は買ってきたもので軽く食べて、昼抜き、夕食でその土地のものをいただく、みたいな)。それぞれの地域のスーパーにお世話になる。高くつくのはむしろ「アルコール」、買ってきて飲むから比較的安いけど旅先では呑まなきゃ!になるんで、そこそこかかります(^_^;

旅の目的をフィンランドの人たちの考え方や生き方を疑似体験すること、にしよう

前にも書いたけれど都市部観光にそんなに興味はない夫婦だ。
美術館なんかは時間をかけてゆっくり見たいけれど、「そこでなければ」という目玉(あるいは自分たちの好みのもの)がないかぎり、時間を中途半端に食ってしまうから旅行の途中には入れたくない。(中途半端にしか見られない美術館ほど悲しい思い出になっちゃうものはないし)
歩いてその街の歴史を「建物」やその都市の造られ方を見ていくほうが、個人的には楽しい。

とくにヘルシンキはデザインの街としても知られているので、建築物そのものからその中を彩るインテリアデザイン、さらには市民の日常にあるデザインされたものを見てまわりたい。ヘルシンキは2012年にワールド・デザイン・キャピタル*開催地となっているし。
(*ワールドデザインキャピタル:デザインを通じて都市の社会・経済・文化的発展を推進するイベント.国際インダストリアルデザイン団体協議会と国際グラフィック団体協議会が2008年から隔年開催)

日本でも北欧デザインは家具からテキスタイル・小物に至るまで人気だけど、私ももともと北欧デザインは嫌いじゃない。というよりとても好みだ。
それをアメリカで集めるほどの情熱とお金が私になかっただけ・・・

なので、ヘルシンキは「生活のまわりにあるデザインたち」を見て回ろうと思う。建築を学ぶ娘からしつこく言われているのでフィンランド建築ももちろん。

もうひとつ、下調べをする中でフィンランド人がフィンランド人たる所以とも言われる、「森と水(湖や川)」も見て、できればハイキングもと思っている。サウナを体験してみる、というのも 森や水にできるだけ直に触れたいから、と考えると繋がっててイイ。


ということで、私達夫婦の今回の旅は「フィンランドのひとたちが日常で目にする建築やデザインに触れること」「フィンランド人みたいに森と水辺を歩いてみること」、とにかく短時間だけどフィンランドの人たちの考え方や生き方を疑似体験すること、ということになりそう。

旅は準備の時が一番楽しい、とも言うらしいけど、どうなんだろう。私はたびはやっぱり、体験している真っ最中が一番たのしいけれどね。



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