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旅行記のために、準備から手を抜かない。

旅行記は、書くつもりであれこれ準備しないと書けない。私はズボラで、かつ目の前を通り過ぎて時間が経つと「ま。いっかぁ」になる悪いクセがある。だから旅行計画を立て始めたら「書くぞ!」と自分で自分に暗示をかける、一生懸命かなり本気で自己暗示。

いつも思うことなのだけれど「実は計画立てるところが一番のキモなんだよなぁ」と・・・つい、帰宅してからはその大変さを忘れてしまうんだけど。
計画するときほど、何をしたいのか何を見たいのか、自分がどうしてそこを選んだのかとか、いろんなものがはっきりと浮かび上がる時はないし、あとの思い出の濃さを左右するものも詰まっているから。


もしかしてステイケーションになる?と思った次の休み

次のオットの休みが7月にくる。その休みのことはもちろん今年3月くらいには分かってたのだけど、最近の酷いインフレ(含む・飛行機チケット)でさすがに気楽に旅行だぁ、とは言えない。

夏は世界中で旅行のトップシーズンだが、私は冬好きなのでめっちゃ暑い場所はいやだ。ベタベタする、かつ日射しのハンパない海沿いも嫌いだ(海沿いリゾート、の意味がよく分からない人間)。どうせなら春休み(我が家の全員の休みが合わせられる旅行シーズン)には寒すぎてちょっとハードルが高い、ってところへいきたいんだよ・・・・。あ、うちのオットかなり寒がりです。

今回は1週間強ということでアメリカ国内のロードトリップも考えてたけど、米国内はインフレで宿泊費がとんでもなくなっていてね。ついでに夏場の大陸の真ん中のドライブって干からびそうに暑いし、なにより運転時間を「もったいない」と考えがちな夫婦なものだから。

せっかく庭改造もおわったところだし、ステイケーションする・・・・か?なんて日和ひよった考えも出てきた。


どこに行くか、は飛行機の値段次第

7月の休みまであと6週間、ってあたりで再度飛行機検索してみた(行きたい場所候補は10箇所くらいあった)。ご存知かもしれませんが飛行機の値段って、3〜6ヵ月前が大体安いのだけど、「時々」1か月少し前に値段が一度下がることがあるんですよ。もう運次第だけど。
そうしたら往復チケットが以前調べたときより安くヒットしてきた場所があった!!!ヘルシンキとプラハ。でも乗り継ぎの悪さ(安いのを探してるから仕方ない)でプラハは却下。

ということで、フィンランド行きに決めた。

飛行機の値段で選んだから、家を空けるのは9日間だけど実質観光に使えるのが7日弱。結構あると思って予定を詰め込みすぎる、が失敗のもとなので、自分の体力やなんやらと相談。

私達夫婦は都会がそんなに好きじゃない。歴史は好きでも超有名観光地ならば(人が多いから)流す程度でいい。ショッピングに興味がなく(いや、見て回るのは楽しいけどね)先に書いたようにバカンス〜♪っていうリゾート休暇にもあまり興味ないという、小市民で貧乏性。

そういう自分たちの特性を踏まえながら電子書籍やウェブサイト情報をとにかく読み漁って、まずは気になった場所をピックアップ。「フィンランド」というリストをGoogleマップ上に作り最初は気になるところをマークしてどんどん登録する。120箇所以上・・・いや、もちろんここから削りまくるのだが。

次に全体を眺めて旅程内で無理なく動くには・・・を考える。電車旅にしてお酒を飲みながらってのもいいけど、やっぱり時間短縮のためレンタカーしての運転は必須。飛行機移動は時間の節約になるけど安いチケットを探した意味がなくなるし、地面の上を移動したほうが自分でもなんとなくその土地の雰囲気がわかるから。それに・・・これまでに飛行機の遅延で大変な思いをしたことは何度かある(今では笑い話だけど、その時はもう死ぬかと思った、まじで)。そういうのは避けたいんだ。


宿泊先を決める

ヘルシンキに2-3泊して、その次2泊する場所をどこかに選ぼう。

都会と有名どころはサラッと抑えて、「田舎を知る」「日本のガイドブックにあまりない旅行をする」でいこう。これが今回の基本的なテーマ。フィンランドといえば水と森とサウナの国・・・え、サウナ?トライしたことないんですけど(^_^;

まぁ、とにかくリストから「今回は無理そうな場所」をばんばん落として・・・

時間的なものも考えて一周できるようにふるい落とした。フィンランドの湖水エリアに行きたかったけれどそこまで欲張ると移動も大変。

こうなるとやっぱりヘルシンキ宿泊が多くなるなぁ。日帰りでエストニアのタリンにいく、という選択肢もあったけど、とりあえず今回は考えずに。

まず最初にこの日程のヘルシンキの宿の値段を見ると・・・まぁトップシーズンだし、安くはない。(でも今のアメリカでの宿泊費からするとリーズナブルな感じではある)特に到着が週末なのでこのあたりは高い。
なので最初のヘルシンキ2泊はAirbnb、次の2泊はどこかリーズナブルなコテージ、で宿を決め始める。だって今の時期の大抵のフィンランド人はコテージに滞在してのんびりするものだというから、そりゃマネしなきゃ。

一般の宿泊検索サイトでもコテージは出てくるけれど、コテージオーナーが貸し出しているAirbnbとかVrbo(vacation rental by ownerの略)といったサイトに時々とてもリーズナブルなものがみつかる。
今回は家族じゃなくて夫婦旅なので小さいコテージを探した。そしてどうせならサウナがあって、サウナから湖とか海に飛び込めるところ・・・そういう選択で。

つぎはレンタカーを借りる場所を調べる。そして移動時間を計算。途中で観光に立ち寄れたらそのほうがいい。私達は普段も長距離を運転することがある(大陸の真ん中に住んでると、どうしてもね・・・)ので、2時間毎くらいでの休憩をとるとドライブはかえって効率がよくなるとか、一日4〜6時間位の移動なら疲れすぎず楽しめることを体験的に知ってる。
この移動時間や距離なんかに問題がなさそうなら、宿確定。最初の4泊が決まった。

旅程リストは同時につくっていくといい

ところで2泊3日とかなら別だけれど、少し長めの旅程のときや、宿泊先や予約の必要な訪問先が複数の場合は旅程リストを同時につくって行くとイイ。
私は旅程リスト(Notionで作っている)のページ、行き先リストを作っているGoogleマップのページ、その他旅行情報のあるサイトをいくつか同時にブラウザで開いている。

理由は「日時が誤ってずれてしまわないように」
これを間違えると飛行機の予定が動かせないわけだから予約の取り直しが出たりして大変になる。宿代を安くしようとして変更・キャンセル不可の予約を選んだりしているので、この日時がずれた、なんてアクシデントは絶対に避けなくてはいけないこと。で、人間、どんなに気をつけていても「やらかす」ことはあるわけで、私はもちろんその経験が何度かある(猛省)。だから旅程リストを必ず日時入りで作っているのだ。June(Jun)とJuly(Jul)を間違えた、ということもやったことがある。自分が確実に間違わない方法を探しておかないとダメ。

時刻表へのリンクやそのエリアの見どころのメモ、資料の名前やページ数、あるいはリンク先なんかも、何も考えずどんどん旅程表リストへ入れていく。全部終わってから整理すればいいし、あとで「どこのサイト・本にあったっけ」と探すより大きく準備時間を短縮できる。
大事なのは「予約は その日程に充分確信が持ててから」いれること。変更キャンセルが効くレンタカー予約とか変更可のホテル予約(安いものを狙うときはだめ、保留!)ならいいんだけれど。

自宅にプリンターがある場合は 予約をいれる度にどんどんプリントアウトするといい。確認と、万が一の時のためハードコピーがあると便利だし安心だから。

ちなみに・・・途中で家事を先に終わらせなきゃ、とか、なにか用事を思いだした!とかでよく中座する私は、一枚「ぺらの白紙」を手許に置いて日程表の下書きみたいなものも作っている。これはあとで捨てるけれど、途中頭の整理に結構役立つ。アナログって何気に心強いのよ。


・・・って、勢いに任せて書いてたらこんなに長くなっちゃった。
海外旅行するぞーって人以外には全く面白くもなんともない記事になっちゃったけど、まぁ、また続きますw


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