ワインカントリー歩き：NapaからYountvilleへ
先日訪れた予定無しワインカントリーの旅の続きです。この日は２つのワイナリー訪問を予約していました。生憎の雨だったけれど、今回の旅で大体の1日の時間を決めていたのはこの日だけでした。ほんと基本は行き当たりばったりな私ですが、たまには、ね。
この日は宿泊していたNapaから北上、Bread & Butterというワイナリーを訪れて、その後早めのお昼はYountvilleで、という予定。午後1時半に更に北のSt. Helenaに予約がありますので。
Drizzling（霧雨）で肌寒い朝。ワイナリーは一番早い10時で予約を入れたのですが、すでに訪れていた他の車もありました。人影は建物の中にしか見られなかったから、開けて貰ったのかな。プライベートグループテイスティングの予約とかだったのかな。
Bread & Butterという、結構新しいワイナリーです。オットの友人が最近飲んで美味しかったワイン、と教えてくれて、自宅のほうで手に入ったものを私達も飲んでみて結構気に入りました。ということで訪れることに。
外は雨だけれどテイスティングルームは暖かくて、もちろんとても素敵なところで、景色を楽しみながら寛げます。こういうゆったり感はワイナリーを訪れる楽しみのひとつでもあるかな。
ここのテイスティングはおひとりさま$40で5種が基本。一本買うと無料になります。
シャルドネ、とても柔らかくて甘いバターのような円やかさもあるのにオーク樽の香りなのかスッキリしてる。ソーヴィニヨンブランは夏の夕方に飲んでいたい感じだったけど、このシャルドネはそのままでも何かにあわせても良さそうだった（運転手なので飲んでませんｗ Spit bucketを使って「口のなかに含んで香りや味を楽しんでみる」という方法をとりました。勿体ないから普通飲む量より少なくして、ってお願いしたんだだけど結構いれてくれて、結局オットが1.5人前くらい飲むことにｗ）。
このテイスティングルーム、「味のフライト（飛行旅行）を楽しんでください」と謳ってる。壁掛けのメッセージボードは 一昔前の空港にあった掲示板みたいにパタパタパタと表示が変わります。そういうアプリがあるんだって。雨でお客さんの出足が遅かったのもあって「ご覧に入れますね」ってやってくれた。楽しい。
最期の赤、カベルネ・ソーヴィニヨン。こういうイイ赤がこの値段なのはワイナリーを訪れる醍醐味かも。ほとんどのワイナリーで、とてもいいものはやっぱり流通にのせるとバカ高くなるから「ワインクラブ」という会員に頒布されるようになっている。残念ながらユタ州は送って貰えない州（州の法律のため）なので直接受け取りに来ない限り会員になっても手に入らないんです・・・・
スパークリングもすこし、いかがですか？って出して貰った。上品な香りとまろやかさ、でも最後には適度にcrispさ。クリスプ、ってスッキリよりもぱきっとした感じだと思うのね、なんて訳すのがいいのかな。
ディスプレイは開けたコルク栓をつかったものとか、会員の願いをエチケット（ラベル）の上に巻いた空き瓶とか、インテリアデザインはミニマムなんだけどところどころ、なんとなくあったかい感じがする。
このテイスティングルームはまだ出来て2年とか。葡萄もまだ10数年なんだそうです。
もうこの時期、剪定もされて葉っぱのない葡萄畑が多い中、ここはまだ色づいた葉がのこってた。そのうち剪定のおしごとするひとたちがくるんだろうか。
ヨントビルは美味しいレストランがたくさんある小さな可愛い街。ミシュラン星付きレストランとかもあるんだ。アメリカのお金持ちは田舎で遊ぶのがお上手。
お昼はスペイン料理店。「コケタ」「コクェタ」とか発音するらしい、サンフランシスコなんかにもあるスペイン料理店です。
天気は悪くても紅葉した葉っぱのコントラストが美しいのはそのまんま。
控えめにクリスマス雰囲気で、それが逆にすてき。
テーブルセッティングはなんとなく暖かい感じ。そうそう、外はめちゃ寒くて、しかも開店直後であんまり席はあったかくなかったんだけどww
前菜にトマトソースと塩をつけて食べる、良い香りのパンと
タコ！スペイン料理は魚介の美味しさが良く分かってスキだ。
今日は「うさぎ肉のパエリア」にしました。絶品！
自家製のマヨネーズとピクルスと一緒にいただきます。
同じエリアのマーケットにあったチョコレート屋さん。お腹いっぱいで入る気にもならなかったんだけど、なんかかわいくないですか？
とてもゆっくりランチをして、しかも美味しくて、このエリア自体も素敵で。またここは来たいなあとおもいました。天気の良い日にね！サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。