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Adjusting my rhythm

在米が長くなっても「年始のエンジンがかかるのが遅い」のが困る。 
子供の頃は正月7日のなんにも動かない時間が嫌いだったし、なんだったら15日くらいまで限りなくスローな世界だったから、こんな時間は好きじゃないんだけど・・・とぼんやり思っていた。
なのに、今の私は 世の中が動き出しても7日過ぎまで身体のあちこちのスイッチが半分切れている感じだ。これが私の中の一年時計なんだろうか。

日本で言えば松の内明け(関西はちがうんだっけ?)だけど、こちらはサンクスギビングにはじまるホリデーシーズンが終わってもう一週間以上、世間はかなり「通常運転」、いや、むしろ休み明けでみんなが張り切ってる感じがあり、私のスロースタートと差が開くばかり。
そんな中で「急がなければいけない案件」が急浮上。

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我が家はベースメント(ユタ州では気温・湿度が一定した半地下居住空間が結構多くて、一年を通してかなり快適)にもフルサイズキッチンがあるのだけど、そこの床に突然「水たまり」が出来たのだ。
でもそもそもの水がどこから来たかがわからない。キッチンのシンクからは離れているし、周りの壁のどこも水が出ている感じがない。探してみても「床材の隙間から水が出ている?」としか言えない。

拭いて乾かして、時間が経っても問題無かった・・・と思ったら、一晩明けたらまた水たまり。幸い?ひどい臭いはしない。でも水は家の構造にも影響するし、なによりすぐカビが生える。スローになってる私も動かざるを得ない。

そもそもプラミングという水道管関連を扱う人にはライセンスもあるんだけど、家を建てるときそういう人達をちゃんと使っているわりに アメリカの住宅は本当に水トラブルが多い。と言うか、日本が本当に水関連に関しては「蓄えた知識」があるってことか。この家に住んで15年、大きな水のトラブルはこれで4回目。小さいのもいれたらもっとだ。(小さいものはもう、自分でナントカできます。インターネットさまさま。)

結局 地元のrestoration company(修復作業がメインのお仕事)を選んで電話。1時間もしないうちに来てくれた。
・・・が。水漏れは「見えない」。
なにやら小型の機械を床に当てて「あ、床の下に水があるね」と。なんだろう、あれは超音波の機械か何かかな?

彼らにも当たりが付けられない。関連ありそうな水の流れをチェックするが、どこも「とりあえず」問題無し。

ということで「明日準備してきてもらって壁を開ける」ことになった。

明日からの工事、かなり憂鬱だ。家に居ないとイケナイし。みんな土足で入るし。しばらくホコリと戦うようになるし。


ま、そんなわけでスローだった私も強制的にいつもの状況へ追い込まれている。

周りの状況と自分のスピードが合わないときは体調・メンタルともに来やすいことを知っているので、頂き物のお茶を 思い切り丁寧に、自分のためだけに淹れてみる。

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日本のお茶って上品で良い香りだなぁ。すぅっと洗われる気がする。

この急須は私が大学生のとき一番上の姉が買ってくれた。私が気に入って、でも高かったので(茶器セットだった)悩んでいたら買ってくれたのだ。
今でもかなり気に入っている。

そう、悪い事ばっかじゃないし。面倒なこと、嫌なこと、悪い事があったって、こんなに平静に戻れるものが周りに沢山ある。やることの順番が変わってもこなせることは分かるし。
落ち着けば大丈夫。ひとつひとつやれば大丈夫。

年始からだが いい厄落としと思っておこう。


サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。