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愛を込めてつくったら

家に居る時間は長いので、子供達に「いつでも食べられるもの」をある程度準備しているのだけど、この間はアロス・ア・ラ・クバーナを大量に作ってみた!・・・・アロス・ア・ラ・クバーナ? そのカッコいい名前を平たくいうと「キューバ風ライス」らしい。


しかも・・・かもめさんの記事を見ると、なんとも曖昧な笑いを浮かべてしまうような説明がされている。

スペインでキューバ風ライスと呼ばれるこの料理には、白いご飯の上にトマトソース、揚げ卵、お好みでベーコンやソーセージなんかが乗っている。小学校で食べた給食の中でこれだけは美味しいからと子どもたちにせがまれて作ったのが始まりだった。
本格的にはバナナのフライも乗っかっているらしいのだけれど、今だに見たことがないし、海外でいう「○○風料理」ほどアテにならないものはない。キューバ人に聞いてみても、そんな料理はないと言う。

じゃぁなんでキューバだよ?!・・・というツッコミはきっと皆さんもしていると思うので先に行こう。

炊飯器でごはんを炊き、その間にトマトソース。多分スペインではトマトピューレは沢山手に入るんだろうなぁ。こっちではエラク高いうえに味がついてたりするので、私はトマト缶をフードプロセッサーでトマトの形が無い状態にし、煮詰めている。

煮詰める間にたっぷりのニンニクとみじん切りの玉葱を炒める。かもめ風は「パプリカ」が入る。これも我が家、先日また大量の「カリフラワーのオリーブオイル炒め」を食べて使ってしまったので、(めっちゃお気に入りなのがばれる)今回はなし。自己隔離ちゅうなので買い物もいけないし。

玉葱が飴色になってきた。トマトのほうも大分いい感じに。

・・・が、適当が服を着てあるいてるような私がそんなにすんなり、と行くわけが無い。玉葱が多すぎることに気付いたのは ピュレ状にしたトマトと合わせた後だった・・・

仕方なく、もう一缶のトマト缶を使って、再度ピュレ状に。えらく時間がかかってしまった。

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ためしに小さいお皿にのせて、ちょうどお昼にしようとしていた娘と分けてみる。(玉葱の多さがばれるw)好評なので、夕飯と、残った部分は冷蔵庫に入れておけば子供がお腹を空かせたとき あれこれアレンジができよう。

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夕飯には緑と赤のパプリカ(冷凍してた)を加える。揚げタマゴ、は東南アジアみたいにつくるのかな、ココ分かんない。いや、それ以上にこの騒ぎで買い占めが始まったとき、なぜか無くなったものが「植物油」だったのだ。うちでも油はオリーブオイルが一本だけ(でも750cc入ってるけど)、油をあんまり使えないし。

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でも黄身はとろとろにしないと。彩りがきれいだったのに、あっという間にまぜまぜ。まぁ、そういう食べ方出来るものは大抵家族に人気がある。

ごちそうさま。本当に美味しかった。私はトマトとニンニクって常勝ペアだとおもってるし、ここにベーコンとタマゴなんて、嫌う人間がいるとは思えない。嫌いならきっとそのひとは宇宙人に違いない。

・・・さて、ここで悲しいニュース。

日本の玉葱ならヘタすると3つ分くらいある大きさの玉葱を切って(ハンドプロセッサーだけど)炒めて、かつトマト缶も2缶ピュレ状にして作ったのに!作ったのに!

その日のうちにこのソースは食べ尽くされてしまった。

まぁ、残されるよりはいいけど、この外出自粛中にばくばく食べる高校生の男の子。次回はオマエが買い物からやってみろ!と言いたかったけど、口角ピクピクさせながら「美味しかったのね、よかった」と言う私。


カモメ師匠。美味しいモノは(そしてあとで別なものにも使おう、と思うときは)先に取り分けて冷蔵が必須、と私は今日知りました・・・愛を込めてつくったら、瞬殺でなくなった・・・

あーがっくし。二食くらいカバーするとおもったのになぁ。。。



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