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MY SUOMI_2017#3

そう、私の滞在の目的は「フィンランド語の勉強」です。
実は滞在していたお宅のホストマザー、ヘレナは現役の小学校の先生。
私が滞在している期間、小学校は夏休みで、私は午前中はみっちりフィンランド語を教えてもらう契約なのです。

朝ごはんを食べて、天気が良い時はお庭で勉強。
私は毎日、日記をつけて、文章の添削と、伝えたかったことを言葉で伝える。
難しかったのが、私たち二人の共通語が英語だったこと。

私、英語が得意な訳ではなく、いつもテンション高めのノリで乗り切ってきた派なので、しっかり伝えたいことを伝えるって本当に難しかった。。。。

日本でフィンランド語のクラスに通って、文法的には「複数分格」まで習った状態でした。
しかし、フィンランドについた瞬間、知っている単語がまだまだしらない活用をされていて…目が回りました。
でも、ベースを作っておいたから違和感に気付けた。
まずは所有接尾辞を学んでなかったため、向こうの方がよく使っているので焦った。
そして比較級・最上級の活用も、私は 「hyvä – parempi – paras」しか知らなかった状態という。

小学校教師のヘレナは実はすごい人でした。
NHKのTV番組の取材を受けていて、その時のリーポーターの六角精児を知っていた笑 (可愛い人と言っていた)

フィンランドの教育は世界トップクラスで日本でも「フィンランドメソッド」と言われ注目されている。この番組では、フィンランドではどんな授業がされているのかを取り上げていた。

授業では輪になってディスカッションをしていくのだけど、「何故?」をかなり掘り下げて、みんなで意見を出し合う練習をしていた。日本の小学生はこんな授業に対して積極的に参加できるのかなぁ・・?

そんなヘレナと、沢山いろんな話をして(もっと話したかったし、伝えたいことが沢山あった)この原動力がフィンランド語をもっと頑張ろう!
と私を机に向かわせた。

まず、巻き舌が上手にできなかった私は、サウナに入ってリラックスしながらひたすら舌を巻いた(いまだに上手くできない)

この練習をひたすらした。

日本から持参したこのテキストが私の命綱だった。ちょっとでも分からない事は、一人の時間に復習した。日記をつけるのにも文法事項が分からないのでこの本の例文をすごく参考にした。

あとは、日本でのフィンランド語のクラスで配布されたプリント。
宝物のようにずっと持っていた。ボロボロのしわくちゃになった。