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お芋の季節

さつまいもの収穫

お芋の季節ですね。

昨日、さつまいもを収穫しました。

実家の裏庭に3坪ほどの小さな畑があり、そこは、さつまいもだけは苗を植えて放ったらかしにしておいてもごろごろ育ってくれるので、かれこれ5年ほど、毎年続けて作っています。

今年は、安納芋と紅あずまの苗を植えました。

安納芋は干し芋やお菓子に、紅あずまは焼き芋やお料理に使います。

昨日はお芋の育ちぐあいを確認しがてら、七畝のうち三畝だけを掘りおこしてみたところ、90個のさつまいもが収穫できました。

中には、小玉スイカほどの大きさにまで育ったものもあり、なんと嬉しいサプライズ。

ひとくちサイズのものは数には加えていませんが、それだけを集め、茹でてつぶしてコロッケにしたら、手のひらサイズのコロッケが立派に8個もできました。

ありがとう、ひとくちサイズのお芋たち。

いやあ、今年も豊作です、ありがたやありがたや。

さつまいもは、収穫後2〜3日天日に干して乾燥させます。

乾燥後はひとつひとつ新聞紙で包み、段ボール箱に入れて日の当たらない風通しの良いところに置いておくと、3〜4ヶ月ほどは美味しく保存できます。

昨年、どのくらい長く保存できるのか実験してみたところ、3か月を超えると、甘みと水分の多めな安納芋などは傷みが出てくるし、甘みと水分の少なめな紅はるかなどはしわしわになってくるので、普通の家庭では(保存環境を調節できる貯蔵庫などなければ)せいぜい4ヶ月保存できれば上出来かなあ、と感じました。

干し芋作り

さつまいもは、熟成させる(ねかせる)とデンプンが糖に変わり甘みが増すそうです。

ここ数年の経験から、干し芋を作る時は、収穫後2週間以上熟成させたさつまいもを使うと、しっとり甘い干し芋になってくれるように思います。

ですが今年は、収穫したてのさつまいもで干し芋を作ってみます。

しっとりしてない甘くない干し芋を作ってみるのも面白いかなー、と。

というわけで、トライ。

さつまいもを洗って土を落とします
蒸し器に入る大きさに切って蒸します(我が家は土鍋)
竹串がスッと通るくらいになったら蒸し上がり
べろーんと皮をむきます
黒っぽいところもしっかりむくと黄金色の干し芋に
1cmほどの厚さにカット
干しかごに入れて天日に干す

あとは、太陽のご機嫌をうかがいながら、なるべく太陽と風に当てるように、雨が降りそうなら屋内避難しつつ、じっくり1週間ほど干します。

水分が抜けて60%くらいの大きさに縮み、ゴムっぽい弾力のある感じ(?)になったら干し上がりです。

蒸し上がったさつまいもの皮をむく時は、竹串や爪楊枝で皮をこそげ取るようにするとキレイにむけます。

さつまいもの切り方は、お好みで。

1週間で美味しく干し上がる厚さは1cmくらいがちょうど良いんじゃないかと思います。

私は、干しやすいし、食べやすいし、たくさん食べられる気がするし、おすそ分けもしやすいスティックタイプが好みです。

さつまいもの種類や状態、太陽のご機嫌などにより、毎回全く同じ仕上がりにはならないのが難しいところでもあり、面白いところでもあります。

1週間かけてじわじわ〜っと自然と共に調理していく感じが、私はなんとも好きです。

しっとりしてないかもしれないし、甘くないかもしれないけど、美味しいに違いない。

できあがりが楽しみです。

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