双極性Ⅱ型気分障害コラム (その42)カフェイン
本文を補足します。
カフェインについては、本文を執筆した当時と現在ではかなり考え方が違っています。
今の考えではあまりカフェインは摂取しない方がいいと思っています。
私は現在精神科のお薬は全く飲んでいません。
この状態でカフェインを摂取(コーヒー1杯程度でも)すると、以下の症状がでます。
・手先、足先がしびれる感覚がある。
・頭がざわつく変な感じがする。
この為、現在は極力カフェイン摂取は控えています。
主な飲料は麦茶です。
精神科のお薬を飲んでいた際は、頭が朦朧として日中からぼ~っとしていたので、カフェイン飲料(コーラ)をがぶ飲みしていました。
そうすると眠気は取れていたのですが、何か不穏感を感じることが多々ありました。
当時はこれを気分障害の症状と思っていました。
その不穏感を抑えるために、更に精神科のお薬を飲んでいるような状態でした。
今思えばカフェインの摂取のし過ぎでカフェイン誘発性不安障害を起こしていたものと思っています。
余談ですが、乳幼児はカフェインの分解が遅いので授乳中の女性の方は母乳を介して乳児がカフェインを摂取してしまって寝付けなくなりますので夜泣きが酷くなります。だから授乳中はお茶やコーヒーなどの摂取は控えるようによく言われていますよね。
大人も体質的にカフェイン分解が遅い方と早い方がいます。
体質によって摂取できるカフェインの量は人それぞれですので、一律にコーヒー何杯ならばOKというものではなく、個々人で適正量には注意が必要かと思います。
繰り返しになりますが、精神科のお薬で眠気が出ているのならば、それをカフェインで紛らわせるのは、本末転倒ですので精神科のお薬の服薬中のカフェイン摂取は控えた方がいいです。
カフェインの作用で不安障害が酷くなりますので注意が必要です。
眠気が酷いのならば、原因である精神科のお薬の量を減らすべきだと思います。
カフェインを取る際は本文中に記載している通り、ここぞという時に限るべきだと思います。
本文は、以下から抜粋しています。
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7.その他
(その42)カフェイン
最初は、たんなる眠気覚ましに使っていましたが、コーラを飲むとかなり頭がすっきりすることに気がつきました。
以前、臨床心理士の先生から次のようなことも言われました。
『体がだるく、どうしてもここぞと言う時に何が欲しくなったら、栄養ドリンクを飲んだらいい。あれはバカに出来ない。けっこう効く。』
よくよく考えたら、栄養ドリンクには全てカフェインが入っています。
試しに、薬局でカフェインの錠剤を買ってみました。
処方量通り飲んでみるとたしかに元気になりました。
頭にもやがかかったようにぼ~っとしていたのが、シャキっとなります。
それからは、筆者は非常用にカフェイン錠剤を手元においています。
カフェインは色々な飲料にも入っていますが、カフェイン飲料ならば何でも良いというものでもありません。コーヒー、緑茶は舌や胃が荒れやすいです。紅茶、ウーロン茶は問題ないと思います。筆者は砂糖が入っていないゼロコークも飲用しています。
ただ、カフェイン飲料はカフェインと共に多量の水分を取るので、カフェインの利尿作用でトイレが近くなります。
この為、自由にトイレに行けない環境下(会議中、授業中、試験中、映画館など)では、カフェイン飲料ではなく錠剤をとる方がいいかと思います。
しかし、カフェインは多量に摂取するとカフェイン誘発性不安障害が発生することがあります。
ご自分の適性量を考えながらカフェインは摂取してください。
ただし、頭がボーっとすることは、お薬の処方量が多いことが原因とも考えられるので、まずは処方されているお薬の調整を先にする方がよいと思います。
カフェインはあくまで対処療法として使用してください。
注:パニック障害などの不安障害の方は、カフェインの摂取によって不安感が増大(カフェイン誘発性不安障害)することがあるので、カフェインは控えた方が良いです。
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