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ミーハーな人生 or NOT

今年の夏は初盆ということもあり、忙しない8月を過ごしたお陰で体調がそこそこ弱り気味である。
気を抜いたらヤバいなと感じているので張り続けている。
疲れるけどこれしかない。
だって昼間の気温がまだ高いんだもの、抜けないよ、気なんて、絶対。
 
 
この世の中、ミーハーでいる方が人生楽しいと思うが、私は自分の生活圏内においては大してミーハーではない。
ミーハーには、純粋さと勇気が必要だ。あと多少の資金も。
まず私には純粋さはない。勇気はあっても行動力が伴っていない。
 
でも脳内では計り知れない程のミーハーだと自負している。
ハリウッドのゴシップなんて大好物。(人の生き死には別だよ)
何より自分の生活圏外で起こっているのがポイントだ。
もともと映画が好きで、洋楽が好きで、役者が好きで、歌手が好きで、その彼らを追っていくと何かしらのゴシップに突き当たって。
インターネットがない子ども時代は書店で映画雑誌を立ち読みしては情報を得、MTVを見漁っては直近の彼らを知り、まぁその程度ではあるが充分だった。
彼らの実生活が桁違いのスケールで泥沼に陥っていたり、色恋沙汰で揉めていたりと、想像を超えていてまるで私には現実味がない。現実に起こっているのに。映画より凄いじゃん、本当に?って。
大人になっても映画や洋楽とは切り離せない生活を続けているイコール、ゴシップも未だに耳に入る。いや、入れる。
私は彼らと共に大人になったといっても過言ではない。
妄想の世界に入り浸る大人に仕上がったけど。
 
ただ、大人になって、フットワークはだいぶ軽くなったので、
生活圏内でもたまにはミーハーぶる時もあるが、
純度100%のミーハーな友人を見ていると私はやっぱりヒヨッコだ。
湧き出る損得勘定が邪魔をすることも多いが、私の生活はそれでも随分楽しくなったとは思う。
以前にも触れたが、「やったモン勝ち」だ。
 
 
そんなわけで今夏は、久しぶりに観劇をした。
主演の役者に惚れこんでいる家族の為に私がチケットを準備したのだが、
失礼ながら私はその主演にビタイチ興味がなかった。
つまり私一人では観劇する予定など微塵もなかった。
しかし主演を支える周りの役者に好きな人が数人いらっしゃった。
過去に彼らを観劇した事があるから、絶対観たい!という気持ちもなかったが、コロナで引きこもっていたし、抽選に当たったし、私がお金払うしで、ミーハーな自分を呼び起こしたわけだ。
 
基本、ミーハーを呼び起こして後悔することはない。
ミーハーは楽しいものだからだ。人生を豊かにするからだ。
 
だからといって闇雲にミーハー発揮しても、ババァの私は体力を消耗するので、取捨選択が必要なのが若干悲しい。
 
鉄は熱いうちに打て、みたいな言い方すれば、
ミーハーは若いうちにやれ、だ。
意味も大体似てると思う。

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