所感（暑いと心がカサつく）

やはり今年も穏やかな梅雨で終わらなかった。
特に今年は全国各地で甚大な被害が出た。
その後に梅雨が明けて灼熱の夏が始まり、災害復興に向けて暑さが心身共に邪魔をする。
私の居住地はプチ盆地な故、ここ10年は毎年大雨で被害が出ている。
復興してもまた崩される連鎖。心が折れる。

 
熱中症アラートが毎日発令されていて、外に出るなと注意喚起している最中にテレビは甲子園を放送している。
 

モスバーガーをテイクアウトし、帰宅してラップを開けると、鬼の敵かと思う程に溢れ出るモスソースに殺意を感じた。
ハンバーガーの海を見た事がおありか？
ハンバーガーがソースの海に頭まで浸かっている。
当然バンズはグジュグジュ、味もへったくれもない。何だこの食べ物は。
もう二度とテイクアウトしないと心に決めた。
て言うか、大して美味でもないあの大量のソースは一体何のために存在するのだ？と疑問に思った。社の歴史とか伝統とかどうでもいいのだ。
ただただ適量であれ。という祈りにも近いこの気持ち、誰かに届け。
味はこの際、気にしない。
 

近年のミスタードーナツは味が落ちたと感じているがどうだ？
オールドファッションはフワフワに柔らかい食べ物に成り下がっている事にショックを受けている。
「オールド」って冠を外しているならまだしも、だ。
硬いからこそのオールドファッションではなかったか。悲しい。
 

祖母の一周忌法要が終わり、初盆を迎える今夏。
田舎の自営業。
連日の暑さにもかかわらず、これから初盆参りで幾多の方々がお参りに来られると思うと、申し訳なさが勝つ。
 
やっと最近、祖母との思い出を反芻するようになったが、未だ一向に涙は出ない。
同居していたのに、大して愛のある関係性でもなかったなと気付かされた。
とは言いつつ、初孫の私は愛されていたとは思うんだが、私は彼女を愛していたのか？それが分からないんだよな～。
それ程、性格に難の多い祖母であった。
頼むから成仏していてほしい。
 

猫が今夏も溶けている。
クーラーの効いた部屋には少しだけ滞在するようになったが、やはり苦手なようで、
風通しの良い日陰を探し求めて家の中を彷徨い、とにかく寝ている。
心底羨ましい。
 

幽体離脱をする夢を見た。
が、そもそも私は夢の中で「あ、これ夢だわ」と認識できるのだが、
あまりにリアルだった為、「ん？これは夢？現実？」と混乱していたら、
お腹の中に何かがズンと入り込む感触があり、いやだからどっち？夢なの？現実なの？って。
10日以上熱帯夜が続いている中、猫が私のお腹の上で寝るなんて事はない。
なのにあの感触は非常に不愉快で気持ち悪く、幽体離脱をしてもしなくても嫌だな、と思いながら結局は離脱したっぽい。夢の中で。と思っている。
本音は未だに分からない。夢だったのか現実だったのか。ただ、夢であれ、という願い。
似たような夢を昔見た事があるが、あれは完全に夢だと分かった。
夢だと分かりつつも「夢じゃなかったらどうしよう？」と不安になるのだ。夢の中で。

そして私は今、「夢」という文字に対してゲシュタルト崩壊し始めているので、もうやめる事にする。