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2019年7月の記事一覧
サマーフィーリング Ce sentiment de l’été/ミカエル・アース
ミカエル・アース監督のサマーフィーリングをやっと観てきた。久しぶりにじわじわと感情を揺さぶられる作品に出会った感覚を味わえる事が出来るそんな作品だった。
冒頭、唐突に訪れる恋人サシャの死は主人公のロレンスや、サシャの家族の中にぽっかりと穴を空ける。それぞれがその足りないパズルのピースを感じながら、ベルリン、パリ、ニューヨークの3つの場所を舞台に日々の生活を描いていた。
悲しみから抜け出せないロ
散歩する侵略者/黒沢清
黒沢清監督の散歩する侵略者を観た。好き嫌いが極端に分かれそうな映画だと思うのだけど、中々面白かった。というのもある種の安っぽさをキッチュととるか、そのまま安っぽいと取るかで別れるところだと思う。僕はその安っぽさにある種の軽さを感じていて、そこが肝だと思った。
侵略者なのかウィルスなのか?ラストでそこをはっきりとしてしまったのは少し残念ではあるものの、それまでの「言葉を通じた概念の収集」という
親子で映画鑑賞/トイ・ストーリー4 ママズ・クラブ・シアター
・ママズ・クラブ・シアターで赤ちゃんと映画を
TOHOシネマで月に1~2回行われているママズ・クラブ・シアターを利用してトイ・ストーリー4を鑑賞。「赤ちゃんと一緒に入れる」がテーマだけに、赤ちゃんを抱えたママがずらりと会場に並んでいて中々に壮観。
ママ限定というわけではなくて、当然パパも入れるので家族揃って入れます。
トイ・ストーリーの新作という事もあり会場はほぼ満員。ざっと見た感じ8割以上
ハウス・ジャック・ビルト The House That Jack Built
ラース・フォン・トリアーの新作ハウス・ジャック・ビルトを観た。キングダム、奇跡の海から上映される度に観に行って、その度に次はもういいかな…なんて毎度思うのに観に行ってしまう…。自分でも毎回「何故だ?」と思ってしまうのだけれど、何よりも彼の映像作家として群を抜いた映像美に魅かれるのと、予告の時点で奇抜で謎めいたストーリーにどうしても気になってしまうからだと思う。
Tレックスなどクラシックロックが
ポール・トーマス・アンダーソン/トム・ヨーク「アニマ」 Anima
レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークのソロ「アニマ」のリリースに合わせて、同アルバムから三曲ピックアップしたポール・トーマス・アンダーソン監督による短編映画「アニマ」がネットフリックスで公開されたのでさっそく観た。
振付師ダミアン・ジャネットによるコンテンポラリーダンスの作品になっていて、ピナ・バウシュのような身体全体を使った身体的な表現が全編で描かれている。
プラハと思われる地下鉄か