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「Chaos Walking(カオス・ウォーキング)」西暦2257年設定のカオスなSF映画

西暦 2257 年、〈ニュー・ワールド〉。そこは、汚染した地球を旅立った人類がたどり着いた〈新天地〉のはずだった。だが、男たちは頭の中の考えや心の中の想いが、〈ノイズ〉としてさらけ出されるようになり、女は死に絶えてしまう。この星で生まれ、最も若い青年であるトッドは、一度も女性を見たことがない。ある時、地球からやって来た宇宙船が墜落し、トッドはたった一人の生存者となったヴァイオラと出会い、ひと目で恋におちる。ヴァイオラを捕えて利用しようとする首長のプレンティスから、彼女を守ると決意するトッド。二人の逃避行の先々で、この星の驚愕の秘密が明らかになっていく──。

https://filmarks.com/movies/75672


ネタバレを含む雑感

2021年米国映画
ボーン・アイデンティティーシリーズのDoug Liman監督

あらすじを読んで、設定がユニークだと思い、見始めたら「う〜ん」。
西部開拓時代に思える、頭のおかしい首長と牧師に操られた村人たちが、主人公たちを追い回す逃走劇。

主演が(無駄に?)豪華。
Daisy Ridley
(宇宙船の生存者:ヴァイオラ役)
Tom Holland(一目惚れする:トッド役)
 
この映画のユニークなところは、男性の心の中が他人にダダ洩れ状態😅
トッドが、未だ親しくないヴァイオラと「キスしてぇ」等の想いが、相手に伝わってしまう。
村の首長だけが、心のダダ漏れをうまくコントロールでき、牧師はカルト。

official trailer の常で、トレーラーの様なSF映画的な場面は少ない。
最初と最後の10分を観なければ、SF映画とは思わないのではないか。
(全109分の映画)
 
長くない映画なので、あまり考えずに観ると良いのかもしれない。
一応、エイリアンもちょこと出てくる。

トッド「エイリアンだ」
ヴァイオラ「私たちがエイリアンでしょう?」

ごもっとも😅
人間が勝手によその星へ入って行くわけですから。


原作はパトリック・ネスの『心のナイフ(混沌の叫び)』シリーズ1作目。
原作のトッドは13才の少年で、彼の成長物語とのこと。
視聴後にそれを知り、映画の物語としてのアンバランス感が出ている理由が分かった。
原作では、思春期の少年の想いがダダ漏れになるところが面白い様だ。


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