「Chaos Walking(カオス・ウォーキング)」西暦2257年設定のカオスなSF映画
ネタバレを含む雑感
2021年米国映画
ボーン・アイデンティティーシリーズのDoug Liman監督
あらすじを読んで、設定がユニークだと思い、見始めたら「う〜ん」。
西部開拓時代に思える、頭のおかしい首長と牧師に操られた村人たちが、主人公たちを追い回す逃走劇。
主演が(無駄に?)豪華。
Daisy Ridley(宇宙船の生存者:ヴァイオラ役)
Tom Holland(一目惚れする:トッド役)
この映画のユニークなところは、男性の心の中が他人にダダ洩れ状態😅
トッドが、未だ親しくないヴァイオラと「キスしてぇ」等の想いが、相手に伝わってしまう。
村の首長だけが、心のダダ漏れをうまくコントロールでき、牧師はカルト。
official trailer の常で、トレーラーの様なSF映画的な場面は少ない。
最初と最後の10分を観なければ、SF映画とは思わないのではないか。
(全109分の映画)
長くない映画なので、あまり考えずに観ると良いのかもしれない。
一応、エイリアンもちょこと出てくる。
トッド「エイリアンだ」
ヴァイオラ「私たちがエイリアンでしょう?」
ごもっとも😅
人間が勝手によその星へ入って行くわけですから。
原作はパトリック・ネスの『心のナイフ(混沌の叫び)』シリーズ1作目。
原作のトッドは13才の少年で、彼の成長物語とのこと。
視聴後にそれを知り、映画の物語としてのアンバランス感が出ている理由が分かった。
原作では、思春期の少年の想いがダダ漏れになるところが面白い様だ。
MOH