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AVA/エヴァ(2020年)

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美しき暗殺者エヴァ。完璧な容姿と知性、そして圧倒的な戦闘能力。組織に命じられるまま完璧に任務をこなしながらも常に「なぜ標的たちは殺されるのだろうか」と自問自答を繰り返していた。ある日、エヴァは全組織員が注目する極秘の潜入任務に臨むが、組織から事前に与えられていた重要な情報に誤りがあり、そのことでエヴァの正体に気づいた敵と熾烈な銃撃戦になってしまう。辛くも生き延びたエヴァは、関係者の中に自分を陥れようとしている存在を疑い、次第に組織への激しい不信感を募らせていく。そんなエヴァに、組織にとって危険因子となった彼女を秘密裏に始末しようする最強の殺し屋”サイモン”の魔の手が迫っていた。暗殺者VS暗殺者、血で血を洗う戦いの火蓋が今、切って落とされる。

Filmarks

出演者

ジェシカ・チャステイン    ジョン・マルコヴィッチ コモン ジーナ・デイヴィス コリン・ファレル ヨアン・グリフィズ ジョアン・チェン


感想(ネタバレあり)

お休みの午後、新しい小説のネタにと思い『ジオストーム』を見始めたら、展開が遅くて寝落ちしそうになったので、テンポが良さそうなこの映画を見てみた。

殺し屋が自分の所属する組織に追われるという定番の物語だが、途中中弛みもせず、最後まで見ることが出来た。
国際的な暗殺組織の設定だが、本部はコリン・ファレルの小さな別荘のような家でファミリー経営。
ITを駆使すれば、今時の『組織』はこの規模で良いのかも知れない。
『安定を重視して〜』の続編で『組織』が復活するので参考にはなる。

この映画、最初はフランス郊外での暗殺から始まり序盤は国際的なのだが、途中から最後までボストンでの小競り合い(尻すぼみ)。

物語のバランスは大事。

一番違和感を感じたのは、コリン・ファレル。
暗殺組織のボスには軽すぎる。
主人公を殺し損ねたあと、ホテルから徒歩で逃げるのも、みすぼらしい(ボスが電車に乗って殺しに来たの?)。
最後に自分の家族の安全を乞うところも、組織の親玉が口走るセリフではない。

現実の世界が厳しすぎて(ウクライナとかコロナとか)物語の中だけは、優しい時代になったのかも知れない。

MOH


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