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Chicago 1967年から活動しているブラス・ロックの殿堂

 子供の頃、初めてLP2枚組ベスト盤(CBS SONYの赤い箱入り)を買ったロックバンドでした。
 おこづかいを貯めて買ったと思うのですが、母親から小言を言われた記憶があります(当時の小学生にとって3千円は大金)

来歴

1969年にコロムビア・レコードからデビュー。その後、"シカゴ・トランジット・オーソリティ"(シカゴ交通局: Chicago Transit Authority)から"シカゴ"とバンド名を変えたが、これはシカゴ交通局からの苦情がきっかけであった。バンドはデビュー・アルバムから3作連続で2枚組アルバムを発表。1970年にはシングル “25 Or 6 To 4” が大ヒットした。
その後も ”Make Me Smile”  ”Questions 67 & 68 ”  “Beginnings”   “Does Anybody Really Know What Time It Is?”  ”Saturday in the Park” “Dialogue”  “State of the Union”  ”Feelin' Stronger Every Day”   ”Just You 'n' Me” などを発表し、シカゴは人気ブラス・ロック・バンドになった。1972年の大統領選挙ではポール・サイモンらとともに、反戦候補のジョージ・マクガヴァンを熱心に支援した。初期には政治的な歌詞を持つ曲が多かったが、徐々にその特徴は影を潜め、1974年のアルバムはブラス・ロックを放棄したかのような内容で、ロック・ファンを失望させた。1975年には「オールド・デイズ」などで一時的にブラス・ロックを復活させたが、その後はAOR、歌謡ポップス路線を歩むことになる。(from wiki)

よく聞いたのは ”Saturday in the Park” まで。1972年頃までです。

 改めてネットで彼らのアルバムを振り返って見ると、最初の4枚目『Chicago V』までは曲名を見て「フンフン」と思うのですが、5枚目以降は知らない曲ばかりでした。
 その後、流行った曲 ”Hard to Say I'm Sorry”(1982年:Peter Cetera、David Foster)なども知っていますが、ファンとして聞くことはありませんでした。
 その頃からレコーディング時の演奏は、TOTOのメンバーがやっていたそうです。 やっぱり演奏はあまり上手くなったのでしょうか? 子供心ながらに「学校のブラスバンド部の音みたい」と思ったりもしていました。

アルバムリスト(知らないものが多く備忘未満?)

The Chicago Transit Authority (1969年4月) US #17; UK #9
Chicago (1970年1月) US #4; UK #6
Chicago III (1971年1月) US #2; UK #9
Chicago V (1972年7月) US #1; UK #24
Chicago VI (1973年6月) US #1
Chicago VII (1974年3月) US #1
Chicago VIII (1975年3月) US #1
Chicago X (1976年6月) US #3; UK #21
Chicago XI (1977年9月) US #6
Hot Streets (1978年9月) US #12
Chicago 13 (1979年8月) US #21
Chicago XIV (1980年7月) US #71
Chicago 16 (1982年6月) US #9; UK #44
Chicago 17 (1984年5月) US #4; UK #24
Chicago 18 (1986年9月) US #35
Chicago 19 (1988年6月) US #37
Twenty 1 (1991年1月) US #66
Night & Day Big Band (1995年5月) US #90
Chicago XXV: The Christmas Album (1998年8月) US #47
Chicago XXX (2006年3月) US #41
Chicago XXXII: Stone of Sisyphus (2008年6月) US #12
(from wiki)

 アルバムのナンバリングに執念を感じないではないのですが、その割には飛んでいる番号もあり、その辺の大らかさはアメリカらしいのかな?

お気に入りの曲

 結局のところ、子供の頃に聞いた初期アルバムの曲以外、耳に馴染みがないことが分かりました。
 Chicago = ブラスロックのイメージが強く「管楽器の音がしないとChicagoではない」という思い込みが強いのかも知れません。

Introduction (2015年に北米でChicagoEarth, Wind&Fire がツアーを行ったそうです。演奏者の見映えはともかく音は良い😄)

Beginnings(1970年ライブよりも、このビデオの方が音は原曲に近い😅)

Does Anybody Really Know What Time It Is? ( voRobert Lammは不変)

Questions 67 & 68

 今まで Chicago を YouTube で見たこともなかったのですが、演奏を見ながら聞くと「若い頃より、上手くなっている!」という新たな発見をしました。
 間奏でアドリブも入れているし😄
 演奏しているメンバーを見ていると『夢グループの地方公演?』と思わないでもないのですが😅

おまけ


 同じ頃に流行ったチェイス(Chase)という、ブラス・セクションが「トランペットのみの4人編成」というバンドもいました。
(1971年「黒い炎:Get It On」がヒット。ビデオを見ると、歌手:和田アキ子がカバーを歌ったのに納得です😊)
 調べてみたら2年で解散し、1974年にリーダーのビル・チェイスがグループを再結成したのですが、ツアー中の飛行機事故でリーダーとメンバー3名が死亡したというまとめを見て「うんうん、そんなのを新聞で読んだ気がする」と思い出しました。


最後に

Chicagoを一通り聴くのであれば、このベストアルバムで十分かと思います。
私も今、手元にあるのは、このアルバムだけです。

追記
と、書いておきながらApple Musicのライブラリ(クラウドに保存した自分のCD)を確認すると、The Chicago Transit AuthorityからChicago VIIまでありました。いつ買ったのだろう?


MOH